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オフィス通販サイトのポイントサービスを解説!3社のポイント制度を見てみよう

文房具やコピー用紙のカタログ通販からスタートした、オフィス通販事業。

いまや業界最大手「アスクル」の売り上げ高は年間4000憶円以上にものぼります。品揃えも豊富で、2012年には個人向け通販もスタートしたほか、コロナ禍に際して在宅ワークへの対応なども積極的に取り組んでいます。

今回ご紹介するのは、そんなオフィス通販サイトについて。アスクルをはじめとする大手3社の特徴と、それぞれがどのようなポイントサービスを展開しているのかをまとめました。


この記事のポイント

  • ポイント1 アスクル・たのめーる・カウネットの3社を紹介

  • ポイント2 それぞれのECサイトの特徴とポイントサービスの有無を整理
  • ポイント3 ポイントの仕組みは共通点も多いが、カウネットは独自色が強い


目次[非表示]

  1. 1.アスクル
    1. 1.1.アスクルのポイントサービスは?
  2. 2.たのめーる
    1. 2.1.たのめーるのポイントサービスは?
  3. 3.カウネット
    1. 3.1.カウネットのポイントサービスは?
  4. 4.まとめ


アスクル

アスクルは、事務用品・文房具をはじめとするオフィス用品を取り扱う通販サイトです。

基本的な事務用品や文房具のほか、インクやコピー用紙、パソコンや周辺機器、オフィス家具に照明など、とにかく「オフィス」に必要なものをあまねく取り揃えている充実の品揃えが魅力。

業種を問わない「オフィス用品」が数多く並んでいる一方で、製造現場で必要な工具、物流の現場で使う台車、さらには建築資材や切削工具、医療・介護用品まで、特定の業界・業種向けの製品もラインナップしている点が大きな特徴だと言えるでしょう。


アスクルのポイントサービスは?

アスクルには、月ごとの利用金額に応じてポイントが付与される「アスクルスイートポイント」というシステムがあります。

100円(税抜)ごとに1ポイントが付与されるほか、半年ごとの累計利用金額に応じて、次の半年間のポイント倍率がアップ。最大1.5倍のポイントが普段の買い物の際に付与されるようになります。

貯まったポイントは、さまざまなギフトと交換可能。お菓子や飲料、電化製品にキッチン用品など、270点以上にも及ぶ選りすぐりの賞品の中から、ポイント数に応じて好きなものと交換することができます。

また、法人利用の場合、同一企業内で1つにまとめて利用してもOK。獲得したポイントを他部署へ譲渡することができます。


たのめーる

たのめーるは、大塚商会が運営するオフィス用品の通販サイト。

企業向けのオフィス用品をはじめ、工場や建設現場などで使用する工具や介護用品などの取り扱いもあります。「どれを選べばいいかわからない」という人向けのパソコンの選び方や、新型コロナウイルス対策のための製品などをまとめた特集ページも。

個人利用もできますが、法人向けのサービスが充実しているのもポイント。法人なら200円(税込)以上の買い物で送料が無料になり、最短で当日のお届けも可能。おトクなまとめ買い割引に、後述するポイントサービスも利用できます。


たのめーるのポイントサービスは?

たのめーるには、会員向けの「ハッピーポイント」というサービスがあります。

基本は100円(税抜)ごとに1ポイントが貯まりますが、法人でネット注文をするとポイントが2倍に。法人利用なら職場のメンバー複数でまとめて貯められるのも嬉しい点ですね。

貯まったポイントは、ポイント数に応じた賞品と交換が可能。あるいは1ポイント=1円として、WWFジャパン、日本補助犬協会、日本赤十字社、日本ユニセフ協会に寄付することもできます。


カウネット

カウネットは、コクヨの子会社が運営する通販サイト。

大手文具メーカーが運営するサイトということもあり、品揃えが充実していることは言うまでもありません。オフィス用品、事務用品、文具、OA・PC用品、日用雑貨、オフィス家具、医療・衛生用品、教育用品、介護・福祉用品、作業用品など、幅広く取り揃えています。

他方では、カウネットオリジナル製品「カウコレ」を展開しているのも特徴のひとつ。仕事の困りごとを解決するための工夫が取り入れられたオリジナル商品に加えて、毎日使う消耗品を安価で提供しています。文具メーカーならではの強みとも言えそうですね。


カウネットのポイントサービスは?

カウネットの「ポイントアップコレクション」は、さまざまな特徴を兼ね備えた独自のポイント制度となっています。

基本は法人・個人を問わず、100円(税込)につき1ポイントが貯まる仕組み(※ポイントが発生するのは購入時ではなく、月末時点での請求金額に対して付与されます)。貯まったポイントは1ポイント=1円として、法人は100円単位で、個人は1円単位で値引きに使うことができます。ほかにも、ギフトカードや雑貨と交換したり、寄付したりしてもOK。

また、カウコレ商品の購入時には2倍のポイントが付与されるほか、毎週金曜日はWeb限定で、5,000円以上の利用でポイントが2倍になるポイント2倍デーを開催中。さらに、アウトレットモールやサンプルプレゼントなどの施策も展開しています。


まとめ

以上、オフィス通販サイト3社の特徴とポイントサービスについて紹介しました。

いずれのサイトも「100円ごとに1ポイントが貯まる」という仕組みは同様ですが、一方でカウネットの独自性と充実ぶりが際立つ印象も受けます。ポイントの用途がいくつも用意されていることに加えて、サイトとしても魅力的なコンテンツやキャンペーンを展開するなど、買い物が楽しくなるような工夫がされています。

大手通販サイトでありつつ、幅広い用途に利用できる共通ポイントではなく、それぞれ企業ごとの独自ポイントを採用している点は、ひとつの特徴と言えるかもしれません。企業単位でポイントをまとめることが可能なケースが多く、独自ポイントであっても貯めやすいこと、ポイントの使い道は個人的な趣味嗜好が反映されにくいオフィスユースの商品が主力となることなどが、その背景にあると考えられます。

もちろんユーザーの囲い込みという狙いもあるでしょう。法人利用では、個人利用に比べて購入先が固定化されやすいため、独自ポイントの持つ制約はさほど影響を及ぼさないといった側面もありそうです。

ただし、各社とも昨今では個人向け市場への展開が進んでおり、逆にオフィス用品の取り扱いに乗り出した総合通販との差は、年々縮まっていく傾向にあります。こうした状況では、幅広い店舗、用途で貯められる共通ポイントや、他のサービスと交換可能なポイントシステムの方が、ユーザーへの訴求力が高くなるでしょう。

たとえば、ジー・プランの「Gポイント」なら、100種類以上の各種ポイント・電子マネー・マイルなどと交換できますし、約150社のポイントと提携した「ポイント・コンセント」なら、自社ポイントを複数の共通ポイントや大手ポイントへ直接交換することが可能です。各種キャンペーンのプレゼントなど、一時的な利用であれば「Gポイントギフト」も利用できます。今後はこうしたポイント交換サービスへの注目が、さらに高まっていくでしょう。


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けいろー
けいろー
インターネットが大好きなゆとり世代のフリーライター。大手ニュースサイトやポータルサイトでの執筆・寄稿、オウンドメディア運営、雑誌の特集、パンフレット編集等実績多数。取材・インタビュー・レビュー・コラムなどの記事を通して、幅広い意味での「コンテンツ」の魅力を発信するべく活動中。2020年以降はVTuber・VR・メタバース系の案件も多く担当。

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