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【独自調査データ】パーソナライズされた情報は6割が歓迎!データ活用のセキュリティに必要なものは……調査データから見えてくるポイントとデータ活用への意識


ジー・プランでは、定期的に「ポイントサービスに関する市場調査」を実施しています。およそ年に一度公開している調査結果は、ポイントサービス施策者をはじめ、多くのみなさまに参考にしていただいております。

このたび、ご好評いただいている定期調査とは別に、みなさまに興味を持っていただけそうなテーマに絞って、オリジナル調査を実施いたしました。その調査結果を、4回に渡ってご報告します。第3回となる今回は、ポイントの活用方法についての調査結果をまとめました。

詳細な調査結果は、下記より無料でダウンロードいただけます。

<この記事のポイント>

  • ポイント1 履歴をもとにパーソナライズされた施策は肯定・否定的な声が拮抗

  • ポイント2 よりよい開発のためのポイントデータ活用は協力傾向
  • ポイント3 データ活用においては匿名化、漏洩防止といったセキュリティ対策が必須

目次[非表示]

  1. 1.パーソナライズされたお知らせや特典は、歓迎が6割、慎重派4割
  2. 2.企業からのパーソナライズ提案に対しては期待と不安が拮抗
  3. 3.6割がポイントデータ提供に協力意向、4割は慎重
  4. 4.データ活用のセキュリティにおいては匿名化と安全管理が最重要視
  5. 5.まとめ

パーソナライズされたお知らせや特典は、歓迎が6割、慎重派4割

ポイント利用履歴や購買履歴をもとにしたお知らせ・特典については、「やや歓迎する」(43.5%)が最も多く、「歓迎する」(18.3%)と合わせると、6割以上が前向きに捉えています。一方で、約4割は慎重・否定的であり、パーソナライズ情報の提供は歓迎と抵抗が分かれる施策であることが分かります。

企業からのパーソナライズ提案に対しては期待と不安が拮抗

ポイントサービスを通じて趣味や嗜好を理解した上でのパーソナライズされた提案については、「やや期待する」(38.5%)が最も多く、「期待する」(15.2%)と合わせると、半数以上が前向きな姿勢を示す一方で、否定的な層も46.3%と拮抗していることが分かります。パーソナライズ提案は魅力を感じる人と不安を覚える人に分かれやすい施策といえます。

6割がポイントデータ提供に協力意向、4割は慎重


サービスや商品開発に役立つとしたら、ポイントデータの提供に協力したいと思うかと聞いてみたところ、「協力しても良い」(45.4%)が最も多く、「積極的に協力したい」(15.3%)と合わせると6割以上が前向きな意向を示しています。一方で、約4割は慎重または否定的であり、データ提供は賛否が分かれやすいテーマであることが分かります。

データ活用のセキュリティにおいては匿名化と安全管理が最重要視

企業のポイントデータ活用におけるセキュリティやプライバシーの保護の内容については、「個人情報の匿名化・統計化」(63.7%)が最も多く、データを個人と結びつけない形で扱うことが最重要視されていることが分かりました。次いで「データ漏洩対策の徹底」(47.9%)、「データの第三者提供の制限」(44.9%)、「利用目的の明確化」(40.7%)が続き、安全管理と利用範囲の透明性が強く求められています。「個人データの開示・削除請求権の保障」(35.5%)や「自分のデータがどう使われているかの可視化」(27.6%)、「データ保存期間や活用範囲の明確化」(26.6%)も一定の割合を占め、利用者が主体的にコントロールできる仕組みへのニーズも見られました。

まとめ

今回は、調査の中からポイントデータの活用についての結果をまとめ、ご紹介しました。

今回の調査からは、ポイントデータを活用したパーソナライズ施策は「歓迎・期待する」が6割前後と一定の支持を得る一方、4割は慎重な姿勢であることが明らかになりました。特に、データ提供や提案内容に対しては利便性からの期待と、不安の声が拮抗しています。

この背景には、セキュリティリスクへの懸念が大きくあると考えられます。データ活用においてのセキュリティやプライバシー保護に関する質問に対しては、「個人情報の匿名化」「漏洩対策」「利用目的の明確化」といった対策が重要だという声が多く、安全管理と透明性の徹底が求められています。

個人情報と紐づきやすいポイント施策において、ポイントデータの活用は企業にとって効果的であり、今後の展開を考える企業も少なくありません。そんな中、セキュリティ面の強化は大前提の課題であり、また、ユーザー自身がデータ活用について選択できる仕組みづくりが、信頼形成につながっていくと考えられます。

今回記事でご紹介した調査結果は、資料をダウンロードしてご覧いただくことも可能です。無料でダウンロードできますので、この機会にぜひアクセスしてください。


冒頭でもご案内した、年1回の定期調査に感しまして、2025年版は調査結果を2回に分けて公開しました。下記よりご覧いただけます。

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マーケティングジャンクション
こちらのブログの制作運営をお手伝いしています。ジャパンクラウドパネルを対象としたマーケティングリサーチも行っており、調査データをベースにしたプレスリリース作成やコンテンツ展開も多数の実績あり。常に顧客視点に立ち、インサイトを見据えたコンテンツ制作を心がけています。

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