ユーザーの8割がキャッシュレス決済においてポイントサービスを意識。5大ポイントのイメージは「使いやすく、ためやすい」【ポイントサービスに関する市場調査・2025年版_No.2】結果公開

ジー・プランでは、定期的に「ポイントサービスに関する市場調査」を実施しています。今回は、前回と同様に調査結果を2回に分けて公開。第2弾「キャッシュレス決済とポイントサービスに対する意識」の結果では、もっとも利用しているキャッシュレス決済についてや、キャッシュレス決済を選ぶ理由をはじめ、キャッシュレス決済を選ぶにあたってポイントサービスを意識しているユーザーが8割に上ることがわかりました。ポイントサービスを考える上で、キャッシュレス決済の存在が大きいということが改めて伝わる結果となっています。

結果の一部をご紹介しますので、詳細はぜひ資料をダウンロードの上、ご覧ください。


調査期間:2024年12月24日~12月27日
調査方法:インターネット調査
    (外部調査機関 株式会社マーケティングジャンクションに委託)
対象者数:6,000名(男性3,000名 女性3,000名)
年齢層:10代~20代、30代~40代、50代~60代
対象地域:全国
※本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも 100%とならない場合があります。

<この記事のポイント>

  • ポイント1 キャッシュレス決済を選ぶ理由は「支払いがスムーズ」、「ポイントが貯まる」も次点につく

  • ポイント2 キャッシュレス決済利用にあたりポイントを意識する人は約8割
  • ポイント3 5大共通ポイントに持つイメージは「貯まりやすく、使いやすい」


目次[非表示]

  1. 1.最も利用しているキャッシュレス決済はクレカが約4割、コード決済が約3割
  2. 2.キャッシュレス決済を選ぶ理由は「支払いがスムーズ」であること
  3. 3.キャッシュレス決済を使うにあたり、ポイントを意識している人が約8割
  4. 4.キャッシュレス決済時のポイントサービスは、「決済で自動的に貯まる」が約7割
  5. 5.5大共通ポイントは「貯まりやすい」「使いやすい」とのイメージ
  6. 6.楽天ポイントのイメージは「楽天経済圏で貯まる、使える」
  7. 7.PayPayポイントのイメージは「日常的にお得で貯まりやすい」
  8. 8.まとめ


最も利用しているキャッシュレス決済はクレカが約4割、コード決済が約3割


最も利用しているキャッシュレス決済は「クレジットカード」が37.9%でトップ、次いで「コード決済」29.8%。この2つで約7割を占める結果となりました。

最も貯めているポイントサービスごとに見ると、楽天ポイント利用者は「クレジットカード」の利用が49.0%と高く、楽天カードとの親和性が反映される結果となっています。

PayPayポイント利用者は、「コード決済」の利用が56.5%と非常に高く、PayPayを軸としたモバイル決済主体の層であることがうかがえます。


キャッシュレス決済を選ぶ理由は「支払いがスムーズ」であること


キャッシュレス決済を利用する理由としては、「支払いがスムーズ、早い」が73.6%で圧倒的に多く、日常の買い物や支払いにおけるスピード・利便性の重視が際立ちました。
次いで「ポイントが貯まる」49.6%、「現金を持ち歩かなくてよい」42.9%といった金銭的なメリットと機能的な利点が主な理由として挙げられています。

最も利用しているキャッシュレス決済方法別に見ると、クレジットカード利用者は「スマホのみで完結する」が極めて低く、クレジットカードのスマホアプリによる使用はまだまだ少数派である様子。
コード決済利用者は、「スマホのみで完結する」が目立って高いほか、「ポイントが貯まる」「キャンペーンや特典がある」なども高めになっています。
電子マネー利用者は「現金を持ち歩かなくてよい」「スマホのみで完結する」などが低め。
交通系ICカード利用者も「スマホのみで完結する」は低め
で、アプリではなく物理カードでの使用が多いことが推測されます。交通系ICカード利用者は、「ポイントが貯まる」「キャンペーンや特典がある」なども低くなっており、日常の交通利用における利便性を重視している様子がうかがえる結果となりました。


キャッシュレス決済を使うにあたり、ポイントを意識している人が約8割

キャッシュレス決済時にどの程度ポイントを意識しているかについては、「とても意識している」38.6%、「少し意識している」が41.7%で、約8割が意識しているという結果となりました。大多数の利用者がポイント還元に対して積極的と言えるでしょう。
最も利用しているキャッシュレス決済方法別に見ると、コード決済利用者は「とても意識している」が45.6%と高く、キャンペーンなどの施策に反応しやすい利用者が多いと考えられます。


キャッシュレス決済時のポイントサービスは、「決済で自動的に貯まる」が約7割


キャッシュレス決済時におけるポイントサービスの利用方法として、最も多かったのは「決済で自動的に貯まる」が70.3%で、ポイントが自動付与される仕組みが主流となっていることがわかる結果となりました。次いで多いのは「支払い時に提示して貯める」(38.4%)で、アプリや会員証を提示することでポイントを獲得するスタイルも依然根強く存在している様子。一方で、ポイントを支払い時に利用するという“使う”側のアクションは、”貯める”よりやや少なく、多くのユーザーが“貯める”ことに主眼を置いている傾向が見受けられました。

最も利用しているキャッシュレス決済方法別では、コード決済利用者で「支払い時に自動的に使う」が高めで、ポイント獲得・利用の両方に積極的な様子がうかがえます。また、交通系ICカード利用者では、「わからない・ポイントは関係ない」が高く、ポイントよりも交通利用における利便性を重視していると言えるでしょう。


5大共通ポイントは「貯まりやすい」「使いやすい」とのイメージ



5大共通ポイントそれぞれのイメージや印象について聞いてみると、いずれのポイントも「貯まりやすい」「ポイントを使いやすい」が上位の結果でした。
その中で、楽天ポイントは「貯まりやすい」「ポイントを使いやすい」が目立って高くなっているほか、「キャンペーンが多い」「貯まるサービスが多い」「還元率が高い」などが他のポイントサービスに比べて高くなっています。
また、PayPayポイントも、「貯まりやすい」が楽天に次ぐ高さとなっており、「ポイントを使いやすい」「キャンペーンが多い」なども相対的に高い結果となりました。


楽天ポイントのイメージは「楽天経済圏で貯まる、使える」


楽天ポイントについて詳しく見てみると、「貯まりやすい」41.1%が、他のポイントと比較しても際立って高く、楽天経済圏の充実度やカード利用による自動付与の仕組みが浸透していると考えられます。次いで「ポイントを使いやすい」28.9%、「キャンペーンが多い」17.5%、「貯まるサービスが多い」15.2%、「還元率が高い」10.3%なども他と比べて高評価で、“貯めやすく、使いやすい”イメージが強いようです。

最も貯めているポイントが楽天ポイントのユーザーでは、「貯まりやすい」が6割を超えています。回答者全体の結果よりもポジティブな評価となっており、特に「貯まりやすさ」「使いやすさ」「お得さ(還元率・キャンペーン)」の値が高く、楽天経済圏を活用することで得られる恩恵を実感している様子がうかがえます。また、「貯めるのが楽しい」「積極的に貯めたい」といった感情的な面でも好意的な傾向があり、楽天ポイントに対するロイヤルティが高いことがわかりました。


PayPayポイントのイメージは「日常的にお得で貯まりやすい」


PayPayポイントのイメージは「貯まりやすい」が25.3%で、楽天に次ぐ高さとなっています。特にコード決済を中心としたポイント付与の強さが評価されていると考えられます。次いで「ポイントを使いやすい」18.6%、「キャンペーンが多い」13.6%、「色々な店で貯まる」11.4%、「みんなが使っている」10.0%で、日々のお得感を感じられる実用性重視のポイントというイメージが感じられる結果となりました。

最も貯めているポイントがPayPayポイントのユーザーでは、「貯まりやすい」が半数を超える回答。回答者全体の結果と比較して高い満足感と利便性を感じており、日常生活での“使えるお得なポイント”として定着していることがわかります。特に「貯まりやすい」「使いやすい」「楽しい」「勧めたい」「今後も使いたい」といった、実利と感情の両面で高評価を得ており、PayPay経済圏に対するロイヤルティも高いと言えるでしょう。



まとめ

以上、ジー・プランで実施した「ポイントサービスに関する市場調査・2025年版_No.2
~キャッシュレス決済とポイントサービスに対する意識~」の結果を一部ご紹介しました。

今回の結果からは、キャッシュレス決済を利用するにあたって多くのユーザーがポイントサービスの存在を意識していることが顕著にわかりました。

もっとも利用しているキャッシュレス決済としてはクレジットカードが約4割、PayPay、d払いなどのコード決済が約3割が選ばれており、それらを選ぶ理由としては「支払いがスムーズ、早い」を選ぶ人が7割超と、全体に利便性の点でキャッシュレス決済を使っていることが前提と言えます。一方で、キャッシュレス決済を使う理由の第2位は「ポイントが貯まる」で5割近くの回答を得ており、ポイントサービスの存在が支払い方法の選択にも影響を及ぼしていると言っても過言ではないでしょう。

今年も第1弾、第2弾とご紹介してきている「ポイントに関する市場調査」ですが、これらを踏まえると年々、ポイントサービスがユーザーにとってより身近になっており、また、「ポイントを貯める」ということがユーザーの消費行動に大きな影響を与えていることがわかっていただけると思います。5大共通ポイントに持つイメージを聞くと、「貯まりやすい」「使いやすい」といった声が多く、この状況からは「大手・共通ポイント」にポイントを集約することで、よりポイントサービスのメリットを享受するユーザーが一定数存在することがわかります。各企業で自社ポイントサービスを展開している場合も、自社サービス内で還元するだけでなく、「ポイント交換」の選択肢を用意することが、新規ユーザー確保にも、またユーザーの離脱防止にも繋がると考えられます。

ポイント交換を自社システムで構築するのは大きなコストと時間がかかりますが、ポイント交換ソリューションを活用するという方法もあります。たとえば、ジー・プランの「ポイント・コンセント」「PCT LITE」なら、自社ポイントから大手・共通ポイントへの交換を、短期間、且つ、低コストで実現することができます。さらに同サービスでは、交換元となるポイントサービスを持っていなくても、ユーザーの行動に対して人気のポイントを直接発行することも可能です。

ポイント利用のその先にある「ポイント交換」を実現する施策を検討してみるのはいかがでしょうか。詳細な資料では、以下の情報を全てご覧いただけます。グラフと集計表および分析コメントをまとめた調査結果レポートです。ダウンロードの上、ぜひご覧ください。


調査結果の第1弾は下記からお読みいただけます。
https://www.g-plan.net/service/blog/c268


詳細資料内容
・調査概要
・調査結果サマリー

▼調査結果詳細(全体集計/性別集計/年代別集計/最も貯めているポイントサービス別<一部>)
・貯めているポイント(MA)
・最も貯めているポイント(SA)
・貯めているポイントの数(SA)※選択肢数を元に集計
・最も貯めているポイントを貯めている理由(MA)
・最も貯めているポイントを貯めるために利用しているサービス(MA)
・最も貯めているポイントをリアル店舗で貯める際のアプリの利用頻度(SA)
・1年間で貯めたポイントの価値(金額に換算して自由回答)
※平均値および選択肢化した集計
・ポイントによる行動や選択の変化(SA)
・ポイント交換サービスの利用経験(SA)
・各共通ポイントに対するイメージや印象(各MA)
※Vポイント、楽天ポイント、Pontaポイント、dポイント、PayPayポイントを対象
・ポイントについての自由意見(FA)
・最も利用しているキャッシュレス決済(SA)
・最も利用しているキャッシュレス決済を利用する理由(MA)
・キャッシュレス決済を利用する際のポイントサービスに対する意識(SA)
・キャッシュレス決済を利用する際のポイントサービスの利用方法(MA)
・対象者属性(性別/年代/婚姻状況/職業/居住エリア)


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こちらのブログの制作運営をお手伝いしています。ジャパンクラウドパネルを対象としたマーケティングリサーチも行っており、調査データをベースにしたプレスリリース作成やコンテンツ展開も多数の実績あり。常に顧客視点に立ち、インサイトを見据えたコンテンツ制作を心がけています。

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