JR西日本の新サービス「Wesmo!」とは？WESTERポイントも貯まるスマホ決済アプリ

JR西日本は、新たなスマホ決済サービス「Wesmo!（ウェスモ！）」を2025年5月28日から開始することを発表しました。

「ポイントサービス」に関して言えば、これまでにも全国各地でさまざまなサービスが登場していますが、国内の鉄道会社が「スマホ決済サービス」をリリースするのは、実は今回が初めて。本記事では、そんな注目の新サービス「Wesmo!」の概要をお伝えします。

＜この記事のポイント＞

• ポイント1    「Wesmo!」は、JR西日本が提供するスマホ決済サービス

• ポイント2　毎日の支払いでWESTERポイントを貯められる
• ポイント3　J-WESTカードと連携することで、最大3%のポイントを還元

JR西日本の新決済サービス「Wesmo!」とは？

「Wesmo!」は、西日本旅客鉄道株式会社（JR西日本）が提供するスマホ決済サービス。

一言で説明するなら、PayPayや楽天Payのような「〇〇ペイ」と同じジャンルのサービスです。Wesmo!もそれらのアプリと同様に、スマートフォンひとつで支払いやポイント管理、友達や家族への送金が可能。普段の買い物に使える、便利でおトクな決済サービスです。

Wesmo!のブランドコンセプトは、「Moving is Value.」。日々の買い物や食事、電車での移動といった「動き」そのものに価値を見出し、経済の循環をより活発にすることを目指しています。

JRといえば、JR東日本のモバイルSuicaにも決済機能がありますが、モバイルSuicaはあくまで交通系ICカードである「Suica」を母体としたもの。Suicaにチャージすることでスマホを使って支払いも可能であるという存在です。対してWesmo!は、JR西日本の交通系ICカードであるICOCAとは別のサービスで、スマホ決済を中心としたサービスです。ユーザーの立場からは、どちらも近い用途で使えるものと言えるかもしれません。

Wesmo!ではWESTERポイントが貯まる！使える！

これまでにも、交通系ICカード「ICOCA」やクレジットカード「J-WESTカード」などを提供してきた、JR西日本。

Wesmo!もそれらのサービスに連なる決済アプリであり、特にWESTERポイントが貯まりやすいことは大きな特徴だと言えるでしょう。それもただ単に貯まりやすいだけでなく、決済アプリゆえの使いやすさも魅力です。詳しく見ていきましょう。

1. 毎日の支払いでWESTERポイントが貯まる！

Wesmo!を使って買い物をすると、基本的に決済金額200円（税込）につきWESTERポイントが1ポイント貯まります。

貯まったWESTERポイントは、1ポイント＝1円でWesmo!での支払いに利用可能。他のサービスでは支払いの際にポイントを移行する必要がある場合もありますが、Wesmo!はそのような手間はかかりません。手軽にポイントを貯めて、いつでも使えます。

2. J-WESTカードとの連携でさらにおトクに！

Wesmo!へのチャージは、クレジットカード・銀行口座・コンビニのATMから行います。また、JR西日本のクレジットカード「J-WESTカード」からチャージした場合、最大で3%のポイントが還元されます（J-WESTゴールドカードの場合）。

「3%」という数字は決済サービスの中でも高い還元率ですが、キャンペーンなどを利用することで、今後さらにポイントを獲得できる可能性もあります。すでにJ-WESTカードを持っている人にとっては大きな魅力であり、これだけでもWesmo!を使う理由になるのではないでしょうか。

3. WESTERポイントの使い道もさまざま！

貯まったWESTERポイントの使い道は、Wesmo!での支払いだけではありません。

レジャーやグルメなど100種類以上の豊富なラインナップから交換先を選べるほか、新幹線チケットの購入にも使えます。

現時点では詳細が発表されていませんが、公式サイトの説明によれば、1pt＝1円以上の換算でポイントを使える商品も登場するとのこと。気になる人はアプリのリリース後、ポイント利用商品のページを確認してみましょう。

なぜWesmo!は「WESTERポイントの貯まりやすさ」を押し出しているのか

世間的にはすっかり普及した印象もあるキャッシュレス決済ですが、近年は決済サービスにおける「ポイント」の存在感がますます高まりつつあります。

ジー・プランの調査によると、「キャッシュレス決済の使用にあたって、約8割の人がポイントを意識している」という結果が出ています。中でもコード決済の利用者に関しては、45.6％が「とても意識している」と回答していることも特筆すべき点です。

つまり、新たにコード決済サービスをリリースするにあたって、どのようなポイントサービスを実装するかは非常に重要であり、また、トレンドでもあるとも言えるでしょう。

Wesmo!が特に「WESTERポイントの貯まりやすさ」をプッシュしているのも、そのトレンドを踏まえていると考えられるのではないでしょうか。

上でご紹介した調査については、下記記事で詳しく紹介しています。合わせてご参照ください。
▼ユーザーの8割がキャッシュレス決済においてポイントサービスを意識。5大ポイントのイメージは「使いやすく、ためやすい」【ポイントサービスに関する市場調査・2025年版_No.2】結果公開

まとめ

以上、JR西日本がスタートする新たな決済サービス「Wesmo!」について説明してきました。

本記事では特にWESTERポイントに焦点を当ててご紹介しましたが、QRコード決済以外に「店舗に設置された専用タグにタッチして使える」という手軽さも、Wesmo!の大きな特徴だと言えそうです。

また、Wesmo!で貯まるWESTERポイントにはさまざまな使い道がありますが、その交換先の1つに関西電力の「はぴeポイント」があります。そして、この両ポイントの相互交換を実現しているのが、ジー・プランが提供している「ポイント・コンセント」です。

この例からもおわかりいただけるように、「ポイント・コンセント」は、他社ポイントへの交換のみではなく、自社ポイントと他社ポイントの相互交換も実現することが可能です 。また、自社のポイントサービスをお持ちでない場合でも、ユーザーの行動に対して大手・共通ポイントを直接発行できる便利なソリューションです。約150銘柄と提携しており、自社のユーザーに合わせたポイントの付与が可能。導入する際のコストも大幅に削減できるので、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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