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Amazonで利用できる他社ポイントは?仕組みや利用方法を解説

Amazonのポイントプログラムでは、独自ポイント「Amazonポイント」を導入し、Amazonのショッピングサイト内で貯まり、利用できる仕組みになっています。他社ポイントとも連携しており、JCBブランドのカードで貯まる「Oki Dokiポイント」や、「リクルートポイント」といった他社ポイントがAmazonの購入で利用できる仕組みです。

2024年4月にはdポイントとの協業により、Amazonでの買い物でdポイントを貯めること、利用することができるようになりました。Amazonが多くの生活必需品やさまざまな商品を提供する中、これまで貯めてきた他社のポイントをAmazonで利用でき、かつAmazonでの購入で他社ポイントを貯めることができるということは、ユーザーにとって非常に魅力的な付加価値となっているため、多くの人がAmazonでのポイントサービスに注目しています。

本記事では、Amazonで連携できる主な他社ポイントサービスと連携方法について、詳しく解説します。


<この記事のポイント>

  • ポイント1 Amazonで利用できる他社ポイントは「Oki Dokiポイント」「リクルートポイント」「dポイント」の3つである

  • ポイント2 日本のAmazonでの購入で他社ポイントが貯まるのはdポイントのみである
  • ポイント3 他社ポイント同士の併用はできないが他社ポイントとAmazonポイント等は併用可能となっている


目次[非表示]

  1. 1.Amazonで連携可能な他社ポイントサービス
    1. 1.1.Oki Dokiポイント
    2. 1.2.リクルートポイント
    3. 1.3.dポイント
  2. 2.他社ポイントサービスとの連携方法
    1. 2.1.Oki Dokiポイント:対象カードでの決済で自動登録できる
    2. 2.2.リクルートポイント・dポイント:ID連携で利用可能に
  3. 3.他社ポイントの併用はできないがAmazonポイント等と併用可能
  4. 4.まとめ
  5. 5.おすすめの資料はこちら


Amazonで連携可能な他社ポイントサービス

現在、Amazonで連携可能となっている他社ポイントサービスは、「Oki Dokiポイント」「リクルートポイント」「dポイント」の3つとなっています。各ポイントプログラムは、Amazon内で「パートナーポイントプログラム」と呼ばれており、それぞれ特徴があります。以下で、Amazonと他社ポイントサービスの位置付けについて解説します。


Oki Dokiポイント

日本国内で初めてAmazonのパートナーポイントプログラムとして提携したのが、「Oki Dokiポイント」です。対象であるJCBブランドのカードの利用で貯まったポイントを、1ポイント=3.5円としてAmazonで利用することができます。

Oki Dokiポイントは、Amazonでの支払いにポイントを充当できるのみで、AmazonのショッピングでOki Dokiポイントを貯めることはできません。

通常、パートナーポイントは事前に登録が必要ですが、Oki Dokiポイントはプログラム対象カードをAmazonに登録して買い物をするだけで、自動的にパートナーポイントプログラムに登録可能となっています。


リクルートポイント

リクルートポイントは、リクルートグループのサービスで貯められるポイントです。リクルートIDと紐づいている期間限定ポイントやdポイント、Pontaポイントといった他社ポイントプログラムはAmazonでは利用できず、リクルートIDに紐づいているリクルートポイントのみが利用可能となっています。また、他社ポイントからリクルートポイントに交換したものをAmazonで利用することもできない点には注意が必要です。

リクルートポイントを利用するためには、リクルートIDとAmazonアカウントの連携が必要です。リクルートの各サービスで貯まったポイントを使って、1ポイント=1円としてAmazonで利用することができます。

リクルートポイントも、Amazonの支払いにポイントを充当できるのみで、Amazonのショッピングでリクルートポイントを貯めることはできません。


dポイント

これまでAmazonでは、ドコモと回線契約しているユーザーのみ、決済時に「d払い」を利用することで、dポイントの利用が可能でした。前述したOki Dokiポイント、リクルートポイントと同様、「貯める」ことはできず、d払いを経由することで「使う」のみ可能であったということです。

それが2024年4月からは、dポイントクラブに加入していれば、ドコモユーザーではなくても、Amazonでの買い物にdポイントを「貯める」また「使う」ことが可能となりました。日本のAmazonでの買い物で、貯めることに加えて使うこともできる他社ポイントは、dポイントが初めてとなります。

dポイントの利用には、Amazonとdアカウントの連携が必要となっており、1ポイント=1円としてAmazonで利用することができます。

dポイントを「貯める」場合は、5,000円(税込)以上の購入で1%のdポイントが貯まります。ただし、dポイントの付与上限は1回の購入あたり100ポイントまで。また、通常のAmazonポイントも貯めることができるため、dポイントとAmazonポイントのポイント二重取りが可能となっています。

ただし、Amazonギフトカードや金券類プライム会員費はポイント進呈対象外となっていたり、Amazonポイントの進呈・利用の対象外となる商品等が一部あるため、注意が必要です。


他社ポイントサービスとの連携方法

Amazonで「パートナーポイント」と呼ばれる他社ポイントを利用するには、決済時に対象となるJCBカードを利用することで自動登録されるケースと、他社ポイントのIDを連携するケースの2通りに大別することができます。以下でそれぞれのケースについて確認しましょう。


Oki Dokiポイント:対象カードでの決済で自動登録できる

「Oki Dokiポイント」は、対象であるJCBブランドのカードをAmazonでの決済時に利用することで、自動的に登録することができます。購入時に自動登録されるため、購入から数日後に自動登録完了通知メールが届き、次回からOki Dokiポイントを利用することができます。

その他、Amazonのサイト内Oki Dokiポイントプログラムの「今すぐ登録」ボタンから登録する方法や、注文確定時に対象カードを登録済みであった場合は「ポイントを支払いに利用しますか? 」という案内文が表示されるため、画面の案内にそって登録する方法もあります。


リクルートポイント・dポイント:ID連携で利用可能に

リクルートポイントとdポイントは、各ポイントのアカウントIDとAmazonアカウントを連携することで、利用することができます。具体的には、Amazonのサイト内にある「パートナーポイント連携」画面や、各ポイントサイトの「連携する」ボタンを押下し、各ポイントのアカウントでログインすることで簡単に連携が完了します。

例えば、Amazonの「アカウントサービス」から「パートナーポイントの管理」の項目に進み、リクルートID、またはdアカウントの「詳細はこちら」から、「アカウントを連携する」を押下して、ログイン画面の指示に従ってIDを連携します。

dポイントは、AmazonとID連携でポイント付与といった期間限定のキャンペーンや、ドコモユーザーを対象としたAmazonプライム会員費のポイント還元といった施策も展開しています。


他社ポイントの併用はできないがAmazonポイント等と併用可能

Amazonでは、Oki Dokiポイント、リクルートポイント、dポイントといった他社ポイントをそれぞれ単独で利用することができますが、他社ポイント同士の併用はできません。ただし、他社ポイントとAmazonポイントやAmazonギフトカードと組み合わせての利用は可能です。

例えば、購入金額の一部をdポイントで支払い、残りをAmazonギフトカードで補うといった使い方ができるため、必要なポイントが足りない場合でも併用することで効率的に支払いができます。


まとめ

Amazonでは、これまで独自ポイントのみ「貯める」ことができ、他社ポイントは「使う」ことのみ可能でした。しかし、昨今のdポイントとの協業により、初めてAmazonで他社ポイントを貯めることができるようになりました。

Amazonでは、ポイントアップキャンペーンやブラックフライデー、Amazonプライム会員を対象としたAmazonプライムデーなど、定期的にキャンペーンやセールを展開しています。それらの施策と他社ポイントサービスを併用することで、ポイントサービスの付加価値が拡大され、より魅力的なものとなっています。

また、各ポイントサービスで実施されているキャンペーンとの相乗効果で、より顧客にとって魅力的な施策の展開が期待されることでしょう。ポイントサービスは、独自ポイントの展開も顧客にとって魅力的な施策のひとつですが、ポイント交換によりポイントの付加価値を向上させることで、より顧客の満足度に貢献できるようになります。

ジー・プランでは、大手・共通ポイントを直接発行/交換するプラットフォーム「ポイント・コンセント」を提供しています。共通ポイントなどを直接発行・交換することが可能なので、従来のポイント発行・交換にかかるコストを大幅に削減することが可能です。ポイントサービスの拡充をお考えの場合は、このようなポイント交換システムの導入を検討すると良いでしょう。



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中野友希
中野友希
大学院で租税法を専攻し法学修士を取得。税理士補助・社労士補助、衛生管理者などを経て、フリーライターに。ビジネス、ガジェット、ヘルスケア、ペットなどのWEBメディアを中心に『読むサプリ』をモットーに執筆中。

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