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「ミャクポ!」とは?大阪万博で貯まる独自ポイントについて徹底解説!

2025年4月13日から10月15日まで開催されるEXPO2025 大阪・関西万博(以下、大阪万博)では、「ミャクポ!」という名称の独自ポイントが展開されます。実施主体はりそな銀行で、開催前の段階から機運醸成キャンペーンへの参加やSDGs関連のポイントプログラムなどで貯めることが可能です。また、参加事業者のポイントサービスなどからミャクポ!に交換する仕組みも用意されています。


<この記事のポイント>

  • ポイント1    大阪万博では「ミャクポ!」という名称の独自ポイントが展開される

  • ポイント2 開催前から機運醸成キャンペーンなどでミャクポ!を貯めることが可能
  • ポイント3 参加事業者のポイントサービスなどからミャクポ!に交換する仕組みも用意されている


目次[非表示]

  1. 1.大阪万博では、独自のキャッシュレス決済手段「EXPO2025デジタルウォレット」が展開される
  2. 2.大阪万博で展開される独自ポイント「ミャクポ!」の詳細
  3. 3.大阪万博では、独自の電子マネー「ミャクペ!」やNFT「ミャクーン!」も展開される
    1. 3.1.大阪万博独自の電子マネー「ミャクペ!」の詳細
    2. 3.2.大阪万博で提供されるNFT「ミャクーン!」の詳細
  4. 4.大阪万博の開催前から機運醸成キャンペーンなどでミャクポ!を貯めることが可能
  5. 5.参加事業者のポイントサービスからミャクポ!に交換する仕組みも提供
  6. 6.独自ポイントを展開している企業は、間接的にミャクポ!ポイントへ交換可能な仕組みを用意することも検討を!
  7. 7.まとめ
  8. 8.おすすめの資料はこちら

大阪万博では、独自のキャッシュレス決済手段「EXPO2025デジタルウォレット」が展開される

ミャクポ!は、大阪万博において展開される独自のウォレットアプリの一環として利用が可能です。

大阪万博では、独自のウォレットアプリ「EXPO2025デジタルウォレット」が展開されることが発表されています

下表に、EXPO2025デジタルウォレットで提供される主な機能・サービスをまとめました(2024年8月7日時点の情報)。

機能・サービス

概要

ミャクポ!
  • 大阪万博の独自ポイント
  • 開催前から、機運醸成イベントやSDGs関連プログラムで獲得可能
  • 貯まったミャクポ!は、景品や入場チケット、会場内でのサービス・体験などと交換できる
  • りそな銀行によって開発された機能・サービス

ミャクペ!

  • 大阪万博独自の電子マネー(スマートフォン決済サービス)
  • クレジットカードや銀行口座から残高をチャージして利用する仕組み
  • 万博会場外でも、「Visaのタッチ決済」「iD」に対応した実店舗や、Visaに対応したオンラインショップで支払いが可能
  • SMBCグループによって開発された機能・サービス
ミャクーン!
  • 大阪万博を記念して提供されるNFT
  • 各種キャンペーンに参加することで獲得できる
  • ユーザーが保有する画像をNFT化することも可能
  • SBIホールディングスによって開発された機能・サービス
ミャクミャクリワードプログラム
  • 「ミャクポ!やミャクペ!の利用」「万博への参加」によってステータスが上昇し、ステータスに応じてリワード(ミャクーン!や独自の体験・サービスを受ける権利)が進呈される仕組み
  • 「STANDARD」「BRONZE」「SILVER」「GOLD」の順にステータスが上昇する
  • 2024年10月に「LEGEND」まで3つのステータスが追加される予定


※詳細および最新情報は、大阪万博公式サイトでご確認ください。


大阪万博で展開される独自ポイント「ミャクポ!」の詳細

大阪万博で展開される独自ポイント「ミャクポ!」を獲得・利用するためには、「EXPO2025デジタルウォレット」アプリ、および、「ミャクポ!」アプリが必要です。各アプリで新規登録手続きをしたうえでログインすると、ミャクポ!を貯めたり、使ったりすることが可能になります。


▲「ミャクポ!」アプリのトップ画面

下表に、ミャクポ!を獲得する方法をまとめました。

獲得方法

概要
所定の場所でアクションを実施する
  1. 所定の場所で、スタッフにミャクポ!を獲得したい旨を伝える
  2. アクションを実施すると、スタッフが二次元バーコードを提示してくれる
  3. アプリを操作し、「もらう」ボタンを押す
  4. カメラで二次元バーコードを読み込むと、ミャクポ!が付与される
他社のポイントから交換する

以下のポイントから、ミャクポ!に交換可能

  • Pontaポイント
  • KENCO応援ポイント(大同生命のポイントサービス)
  • WESTERポイント(JR西日本のポイントサービス)※24年10月~(予定)


獲得したミャクポ!は、限定グッズ(Tシャツ、ボールペン、トートバッグなど)と交換できます。

なお、上記内容は2024年8月7日時点で判明している情報です。詳細に関しては、今後明らかにされていくと考えられます。最新情報については、随時、大阪万博公式サイトをチェックしてください。


大阪万博では、独自の電子マネー「ミャクペ!」やNFT「ミャクーン!」も展開される

大阪万博では、独自ポイントの「ミャクポ!」に加えて、独自の電子マネー「ミャクペ!」や、NFT「ミャクーン!」も展開されます。以下、ミャクペ!およびミャクーン!の詳細をご紹介します。

大阪万博独自の電子マネー「ミャクペ!」の詳細


「ミャクペ!」は、大阪万博独自の電子マネーで、クレジットカードや銀行口座から残高をチャージすることにより、万博会場外でも「Visaのタッチ決済」や「iD」に対応した実店舗や、Visaに対応したオンラインショップで利用できます

なお、万博会場内では、顔認証による決済が実施される予定です。続報は、大阪万博公式サイトでご確認ください。


大阪万博で提供されるNFT「ミャクーン!」の詳細

「ミャクーン!」は、大阪万博で提供されるNFTで、各種キャンペーンに参加することで獲得できるほか、ユーザーが保有する画像をNFT化することも可能です

NFT(Non-Fungible Token)とは、ブロックチェーン技術によって実現される唯一無二の価値を有する暗号資産で、日本語では「代替不可トークン」「非代替性トークン」などと訳されます。NFTは、「著名人のサイン入りのTシャツ」のような1点ものであり、ほかのトークンによって代替できません。


大阪万博の開催前から機運醸成キャンペーンなどでミャクポ!を貯めることが可能

ミャクポ!は、大阪万博の開催前から、各種イベントで獲得することが可能です。岸和田市では、開催に先立ち「万博×岸和田キッズチャレンジ!ポイントラリーキャンペーン」として、ミャクポ!の獲得が可能なイベントを開催しました(いずれも実施済)。


イベント名
概要

パンダバンブーアートプロジェクト

竹取りイベント

  • 実施時期:2024年7月28日・8月4日
  • 実施場所:大阪府営蜻蛉池公園
  • 付与対象者:竹伐採イベントに参加した子ども(18歳未満)
  • ポイント付与数:250ポイント

岸和田城再建70周年古希記念事業

「岸和田城がふるえる」(怪談)

  • 実施時期:2024年8月4日
  • 実施場所:岸和田城および周辺施設
  • 付与対象者:岸和田城再建70周年古希記念事業「岸和田城がふるえる」(怪談)に参加した子ども(18歳未満)
  • ポイント付与数:250ポイント


今後もミャクポ!が進呈されるイベントが実施される可能性があるので、大阪万博公式サイトを定期的にチェックしましょう。


参加事業者のポイントサービスからミャクポ!に交換する仕組みも提供

ミャクポ!は、以下の他社ポイントから交換することも可能です。

  • Pontaポイント
  • KENCO応援ポイント(大同生命のポイントサービス)
  • WESTERポイント(JR西日本のポイントサービス)※24年10月~(予定)

Pontaポイントは共通ポイントであり、多くの消費者が利用しています。WESTERポイントも、京阪神エリアを中心に、さまざまな商業施設で利用できる大手ポイントです。

これから大阪万博の開催日が近付くにつれて、ミャクポ!ポイントに交換できるポイントなどを貯めようと考える消費者が増加するかもしれません


独自ポイントを展開している企業は、間接的にミャクポ!ポイントへ交換可能な仕組みを用意することも検討を!

上述したように、ミャクポ!は他社ポイントから交換することが可能です。大阪万博の開催が迫るなか、「ミャクポ!に交換できるポイントなどを貯めよう」と考える消費者も一定数存在する可能性があります。

そのような消費者を自社の顧客として取り込むために、独自ポイントを展開している企業は、ミャクポ!ポイントへ交換できる共通ポイントと交換できる仕組み(ポイント交換サービス)」を用意することも検討してみてはいかがでしょうか


まとめ

2025年4月13日から10月15日までの期間、大阪万博が開催される予定です。開催前ではあるものの、2024年8月時点で、すでに大阪万博の独自ポイント「ミャクポ!」を獲得できるイベントが実施されています。

また、参加事業者のポイントサービスなどからミャクポ!に交換することも可能であり、開催日が近付くにつれて「ミャクポ!に交換できるポイントを貯めよう」と考える消費者が増加するかもしれません。

そのような消費者を自社の顧客として獲得するために、独自ポイントを展開している企業は、ポイント交換サービスを用意することも選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

例えば、ジー・プランの「ポイント・コンセント」や「PCT LITE」なら、自社の独自ポイントを共通ポイントに交換したり、独自ポイントを持っていなくても、ユーザーの行動に対して共通ポイントを直接発行したりすることが可能になります。「大阪万博の開催に備えてミャクポ!を貯めよう」と考えている消費者を、自社の顧客として取り込みやすくなるでしょう。



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佐藤拓真
佐藤拓真
2018年頃からライターとして活動。「企業がポイントサービスを活用する方法」「ポイントを活用したビジネスのトレンド」「ポイントを活用したマーケティング手法」「ポイント制度やシステムに関する基礎知識」などについて、フラットな視点からレポートしています。私は「ポイント活動(ポイ活)」が注目されるようになる前から、さまざまなポイント(電子マネー、マイルなどを含む)を貯めてきました。自分自身の経験も踏まえて記事を執筆していくので、企業でポイント制度の導入・運用に携わっている方の参考になれば幸いです。

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