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クレジットカードポイントを他社ポイントに交換する条件や注意点は?

ほとんどのクレジットカード会社では、ポイントサービスを採用しています。クレジットカードでためられるポイントは、利用金額に応じて付与され、多くの場合、そのままクレジットカードの支払金額の一部や、関連するサービスなどの支払いに充当することができます。

一部のクレジットカードでは、他社ポイントへの交換も可能となっており、交換条件や交換できるポイント数の下限・上限が設定されています。両方のポイントサービスのメリットが享受できるため、顧客満足度向上につながっているものの、交換条件や交換先のポイント反映のタイミングによっては利用者の注意点になってしまうこともあります。この記事では、各クレジットカードでためられるポイントとその交換先・交換条件や注意点について解説します。


<この記事のポイント>

  • ポイント1    クレジットカードのポイントは他社ポイントに交換可能である

  • ポイント2 各クレジットカードポイントの規定により他社ポイントへの交換には細かい条件が設定されている
  • ポイント3 各クレジットカードポイントを他社ポイントへ交換する流れは企業によってさまざま


目次[非表示]

  1. 1.クレジットカードのポイントは他社ポイントに交換可能か
  2. 2.各クレジットカードのポイント交換先・交換条件を解説
    1. 2.1.dカード
    2. 2.2.イオンカード
    3. 2.3.リクルートカード
    4. 2.4.エポスカード
    5. 2.5.楽天カード
  3. 3.クレジットカードポイントはオンラインで他社ポイントに交換できる
    1. 3.1.交換条件や移行手続き期間は各クレジットカード会社で異なる
  4. 4.まとめ
  5. 5.おすすめの資料はこちら

クレジットカードのポイントは他社ポイントに交換可能か

各クレジットカード会社が発行しているクレジットカードのほとんどが、ポイントサービスを採用しています。クレジットカードのポイントサービスは、利用金額に応じたポイントが付与され、ポイント数に応じた商品券やチケットへの交換や、クレジットカードの支払金額の一部に充当することができます。

また、クレジットカードによっては、ためたポイントを他社ポイントへ交換が可能となっています。交換の際、各クレジットカードポイントに交換条件や交換の上限ポイント数などが設定されています。利用者にとっては、自社ポイントに加えて他社ポイントのメリットも享受することができるため、顧客満足度の向上につながっています。


各クレジットカードのポイント交換先・交換条件を解説

クレジットカードのポイントは、各クレジットカードに設定されている範囲で他社ポイントに交換が可能です。ここでは、代表的なクレジットカードポイントの他社ポイントの交換先や交換条件について解説します。


dカード

株式会社NTTドコモが発行している「dカード」は、クレジットカードの利用で共通ポイント「dポイント」をためることができます。利用金額100円(税込)ごとにdポイントを1ポイントためることができ、スターバックス カードやJALのマイルなどに交換可能となっています。

交換レートは、スターバックス カードはdポイント3,000ポイントにつき3,000円分のスターバックス カードへのチャージに、JALのマイルはdポイント1,000ポイントを500マイルに交換可能です。

それぞれ交換条件が設定されており、スターバックス カードはスターバックス カードおよびdカード、DCMXカードを契約している人が対象、1カ月あたり3,000ポイントが上限数に設定されています。JALのマイルは、交換可能なポイントの上限数が1カ月あたり40,000ポイント(40口:20,000マイル)となっており、マイル積算時期は、交換申し込み月の翌月中旬頃に積算となっています。


イオンカード

イオンクレジットサービス株式会社が発行している「イオンカード」では、共通ポイント「WAON POINT」をためることができます。イオンマークのカード払い200円(税込)ごとに1WAON POINTためることができます。

ためたポイントは、SuicaチャージやJALマイル、dポイント、JRキューポなどの他社ポイントに交換可能。交換可能なポイント数や交換レートは各ポイントごとに異なります。Suicaチャージであれば、1,000ポイント以上から1,000ポイント単位で申請可能となっており、1,000ポイント=1,000円相当分をSuicaに入金(チャージ)できます。

さらに、交換先の各ポイントサービスごとに交換条件が設定されています。例えば、Suicaチャージは、イオンSuicaカード会員が対象で、Suicaへの入金(チャージ)は、JR東日本の駅のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)のみとなっている、dポイントへの移行には、「dポイントクラブ会員」が対象となっており、移行手続きに申し込み後約1~2カ月かかるなどの条件があります。


リクルートカード

リクルートが発行する「リクルートカード」は、毎月のご利用金額合計の1.2%(小数点第1位以下を切り捨て)のリクルートポイントがたまります。

ためたポイントは、共通ポイント「Pontaポイント」および「dポイント」に交換可能。ポイント交換レートもリクルートポイント1ポイントに対して、それぞれPontaポイント1ポイント、dポイント1ポイントに交換できます。

交換単位は、1ポイント以上、1ポイント単位で交換でき、即時交換完了します。dポイントのみ、交換後のポイント有効期限が交換した月から起算して48カ月後の月末までと設定されています。


エポスカード

エポスが発行する「エポスカード」は、利用金額200円(税込)につき1エポスポイントがたまります。

ためたポイントは、ANAやJALのマイル、Pontaポイント、dポイント、スターバックス カードへのチャージなどに交換可能。交換可能なポイント数や交換レートは交換先のポイントごとに異なりますが、マイルは2ポイントが1マイルに、その他ポイントは1ポイントが1円相当で交換できます。

エポスカードには、一般・ゴールド・プラチナのカード別ランクがありますが、ゴールド・プラチナランクのカードを持っていると、ANAマイルの交換レートが1,000ポイント=600マイルと、通常よりも交換レートが高くなるといった特典が設定されています。

ポイント移行のタイミングは、ANAマイルの場合は申し込みから2~3日後に、JALマイルは1カ月程度、Pontaポイント、dポイントは1~2カ月程度となっています。


楽天カード

楽天が発行する「楽天カード」は、100円(税抜)につき楽天ポイントが1ポイントたまります。たまったポイントは、JALのマイルなどに交換可能。JALのマイルの場合の交換レートは、楽天ポイント2ポイント=2マイルとなり、1回につき、50ポイント~5,000ポイントまで 、2ポイント単位で交換申請できます。

1カ月につき上限20,000ポイントまで、同一の楽天会員ID、または同一の「JMBお得意様番号」につき、24時間に1回まで交換が可能、といった条件が設定されており、交換申請からマイル積算の反映まで、約1週間~10日かかります。


クレジットカードポイントはオンラインで他社ポイントに交換できる

クレジットカードポイントを他社ポイントに交換する際、ほとんどがインターネット上で申請・交換申し込みを行います。店舗での手続きや書面提出などはほとんどの場合で必要なく、オンラインで完結できるため、簡単にポイントの交換手続きが完了できます。

他社ポイントに手軽に交換できるため、利用者のメリットが大きく、顧客満足度に直結すると同時にクレジットカードの普及促進にもつながっています。


交換条件や移行手続き期間は各クレジットカード会社で異なる

一方で、ポイントの交換条件や移行手続きにかかる期間、ポイント有効期限などは、各クレジットカード会社で異なるため、個別に確認が必要です。例えば、「500ポイントごと」といった交換ポイント数の単位や、1カ月の交換可能なポイントの上限数が設定されていることもあります。

また、交換先のポイントによっては、ポイント交換申請からポイント交換先に反映されるまで、手続きに数カ月かかる場合があります。


まとめ

ほとんどのクレジットカード会社はポイントサービスを採用しています。一部のクレジットカードポイントは、他社ポイントへの交換も可能となっており、オンラインで手軽にポイント交換が完結できることから、顧客満足度の向上につながっています。

一方で、交換条件や、交換可能なポイント数、ポイントの有効期限、交換手続きにかかる期間は、各クレジットカード会社で異なり、これも自社のユーザーに適したきめこまやかな対応をとることで、同様に顧客満足度の向上に一役買っているといえるでしょう。

他社ポイントへの交換や、ポイントギフトの発行は、顧客満足度を向上させつつ、販売促進を加速させるための重要な施策のひとつとなっています。ジー・プランでは、大手・共通ポイントを直接発行・交換するプラットフォーム「ポイント・コンセント」を提供しています。約150社のポイントと提携しており、自社ポイントを複数の共通ポイントや大手ポイントへ、会員登録なしで直接交換することができます。自社ポイントの魅力をさらに加速させるために、共通ポイントへの交換も検討している場合は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。



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中野友希
中野友希
大学院で租税法を専攻し法学修士を取得。税理士補助・社労士補助、衛生管理者などを経て、フリーライターに。ビジネス、ガジェット、ヘルスケア、ペットなどのWEBメディアを中心に『読むサプリ』をモットーに執筆中。

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