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サブスク×ポイント施策で顧客の定着を目指そう!コンタクトレンズ業界の事例を紹介

視力矯正のために多くの人が日頃から利用している、コンタクトレンズ。

日常的に使われている身近な存在ではありますが、手間やコストがかかるのも周知の通り。購入のためには眼科での検査や処方箋が必要なほか、定期的な交換やケアも欠かせません。

そこで、コンタクトレンズ業界では顧客の満足度やリピート率を高めるために、さまざまなポイント施策を展開しています。今回はそんなコンタクトレンズ業界にフォーカスを当てつつ、この業界以外でも広く導入されているサブスク型のポイント施策を紹介します。


<この記事のポイント>

  • ポイント1    コンタクトレンズ業界には会員サービスのほかに定期配達サービスがある

  • ポイント2 定期購入が必要な消耗品はサブスクと相性が良い
  • ポイント3 サブスクとポイント施策を併用することで、顧客の満足感を高められる


目次[非表示]

  1. 1.コンタクトレンズ×サブスクは相性が良い?
  2. 2.サブスク型のポイント施策の事例
    1. 2.1.1. アキュビュー
    2. 2.2.2. メニコン
    3. 2.3.3. コンタクト専門ECサイト
  3. 3.サブスク型のポイント施策にはどんな効果がある?
    1. 3.1.効果①「定期購入の促進」
    2. 3.2.効果②「顧客の定着」
  4. 4.まとめ
  5. 5.おすすめの資料はこちら

コンタクトレンズ×サブスクは相性が良い?

一口に「ポイント施策」と言ってもさまざまな切り口のものがありますが、コンタクトレンズ業界で特に注目を集めているのが、サブスクリプション型のポイント施策です。

音楽や映画などの「〇〇放題」系のサービスでおなじみのサブスク型ビジネスモデルですが、近年は多種多様な分野で広がっています。食品や日用品の定期配達サービスなども有名ですが、そこに目をつけたのがコンタクトレンズ業界です。

そう、コンタクトレンズも消耗品の一種であり、定期的に交換が必要なもの。定期利用を促し、顧客の定着に繋げられるサブスク型のポイント施策は、「コンタクトレンズ」という商材と非常に相性が良いと考えられるわけです。


サブスク型のポイント施策の事例

では、具体的にはどのようなポイント施策が展開されているのでしょうか。ここでは3つの事例を見ていきましょう。


1. アキュビュー

1つ目は、世界最大のヘルスケア企業であるジョンソン・エンド・ジョンソンが展開するコンタクトレンズブランド、アキュビュー

アキュビューには、コンタクトレンズを買えば買うほど「Aポイント」という独自ポイントが貯まる「Myアキュビュー+」というメンバープログラムがあります。このAポイントは商品購入だけでなく、店頭チェックインやアンケート回答などでも貯めることが可能。貯まったポイントは次回の買い物で割引に使ったり、ギフトチケットと交換したりできます。

また、定期的にコンタクトレンズを届けてくれる「アキュビュー定期便」というサービスも展開。こちらはポイントが自動で貯まるだけでなく、継続して利用すればするほど割引率が上がるサブスク型サービスです。最大で1箱あたり480円も安くなるという「継続割引」を前面に打ち出しており、顧客の定着と満足度の向上を狙った効果的な施策だといえるでしょう。


2. メニコン

国内メーカーとしては最大手のメニコンでは、さまざまなサービスやコンテンツをまとめた無料会員サービス「Club Menicon」を展開。

商品を購入したり限定コンテンツを楽しんだりすることで、「MENICOiN」というポイントを集めることができます。貯まったMENICOiNは、ケア用品や提携先のポイントサービスのポイントと交換可能。エンタメ色の強いコンテンツも用意されていて、楽しく使ってポイントを貯められる総合サービスです。

加えて、メニコンでは定額制サービス「メルスプラン」も運営。眼科医の診断のもと、「度数の合うコンタクトレンズへの変更」「カラコンや遠近両用コンタクトレンズの利用」「破損したコンタクトレンズの交換」といったサービスを、追加費用なしで利用できるおトクなプランです。

ほかにも、使い捨てコンタクトレンズを定期的に届けてくれる配達サービスや、特別価格で1DAYレンズを購入できるサービスなどもメルスプラン内で提供。ポイント制度は無料会員向けにも提供しつつ、顧客に寄り添い長く使ってもらうためのサポートに特化した有料会員制度も運営する。この合わせ技が、メニコンの特徴だと言えるでしょう。


3. コンタクト専門ECサイト

複数の企業が展開している施策としては、コンタクト専門のECサイトでのポイント施策があります。

その代表的なサイトが、処方箋不要の使い捨てコンタクト専門店・LENSMODE。商品購入または友達紹介によってポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイント=1円として利用できます。「1回の購入時に利用できるのは最高1,000ポイントまで」「通常購入で1ヵ月に利用できるのは最高3,000ポイントまで」といった制限もありますが、顧客のリピート率向上を狙ったポイント施策です。


サブスク型のポイント施策にはどんな効果がある?

本記事ではコンタクトレンズ業界の事例を紹介しましたが、このようなサブスク型のポイント施策は業界やジャンルを問わず導入されています。

単なるサブスクサービスではなく、ポイントサービスでもない。両者を組み合わせることによって、どのような効果が得られるのでしょうか。


効果①「定期購入の促進」

まず挙げられるのが、「顧客の定期購入を促進できる」という効果です。今回取り上げたコンタクトレンズもそうですが、定期的に交換が必要な消耗品は、サブスクとの相性が非常に良い商材だと考えられます。

しかもコンタクトレンズは、眼科での検査や処方箋といった手間やコストがかかる商品です。顧客目線ではなかなかに面倒に感じられるため、コンタクトレンズの購入を先延ばしにしたり、安いものに切り替えてしまったりする傾向があります。

その手間を解消するのが、「定期購入」というスタイル。顧客にとってはコンタクトレンズを購入する手間やコストを削減できる便利なサービスであり、企業目線では商品の定期購入を自然と促すことができます。そこにポイントを付与することで、さらにおトク感や満足度を高めることができる、という寸法です。


効果②「顧客の定着」

競争が激しい市場において、「いかにして顧客を定着させるか」は常に大きな問題です。価格や品質、サービスといった要素のみで競合他社との差別化を図るのは難しく、気持ちよく使ってもらうための満足度やロイヤリティを高める施策が欠かせません。

ポイント施策はそんな課題を解決する定番の手段ではありますが、定番ゆえに多くの企業が導入しているため、それだけで差別化を図るのは困難です。ただポイントサービスを導入するのではなく、何らかの施策を掛け合わせて、プラスアルファの価値を創出する必要がある――。そこで登場するのが、「サブスク」です。

月額制のサブスクサービスも定番ではありますが、「毎月一定金額を支払う」ことに対して、若干の割高感がつきまとう点は否めません。そこで「ポイントによる還元」を組み合わせることによって、サブスクに対する満足度やおトク感を向上させるわけです。

さらに、そうやって貯めたポイントの用途として「割引」や「限定商品との交換」を用意することで、顧客はその商品やサービス、ひいてはメーカーに対して強い繋がりや信頼感を持つようになります。顧客の定着に繋がるのみならず、優良顧客の育成にも一役買ってくれる。それもまた、サブスク×ポイント施策の掛け算から得られる効用だといえるでしょう。


まとめ

今回はコンタクトレンズ業界の事例を取り上げつつ、サブスク型のポイント施策について紹介してきました。特に消耗品を取り扱う業種やサービスにとっては非常に相性の良い施策だといえますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

顧客の定着を狙う切り口にもさまざまありますが、ジー・プランでは「ポイント・コンセント」や「PCT LITE」といったサービスをご提案しています。コンタクトレンズ業界では独自ポイントを用いたポイント施策が主流となっていますが、独自ポイントのデメリットは用途が限られることです。「ポイント・コンセント」や「​​​​​​​PCT LITE」は、独自ポイントから大手・共通ポイントへの交換を可能にします。コツコツ貯めたポイントを大手・共通ポイントに交換できることで、ユーザーのポイント利用シーンは格段に広がり、よりポイントを貯めることに積極的になると考えられます。

本文中でもご紹介したメニコンの「Club Menicon」では、商品の購入などによって貯めたポイント「MENICOiN」を大手・共通ポイントに交換することができます。このようなシステムを導入したいけれど、方法がわからない……という方は、ぜひジー・プランにご相談ください。企業・サービスの規模や事業内容に合ったご提案をいたします。

自社で交換システムを構築するとなると膨大なコストやリソースがかかりますが、システム開発、契約、運用をジー・プランに集約し、ポイント交換にかかるコストを大幅に削減できます。ご興味のある担当者様はぜひご相談・ご活用くださいませ。



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けいろー
けいろー
インターネットが大好きなゆとり世代のフリーライター。大手ニュースサイトやポータルサイトでの執筆・寄稿、オウンドメディア運営、雑誌の特集、パンフレット編集等実績多数。取材・インタビュー・レビュー・コラムなどの記事を通して、幅広い意味での「コンテンツ」の魅力を発信するべく活動中。2020年以降はVTuber・VR・メタバース系の案件も多く担当。

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