タクシー業界でもキャッシュレス決済の導入が進む!そのメリットや背景を解説
タクシーの料金は以前までなら大半の人は現金で支払っていたでしょう。現金以外の支払い方法に対応していないタクシーが大半でした。しかし、最近ではタクシー業界でもキャッシュレス決済の導入が進んでいます。タクシー料金のキャッシュレス決済は、利用者にとって便利になるだけでなく、事業者にとってもメリットが大きく、急激に進行したと考えられます。
本記事では、タクシー業界のキャッシュレス決済について、メリットや進んでいる背景について解説していきます。
<この記事のポイント>
ポイント1 タクシーだけでなくすべての業界でキャッシュレス決済が進んでいる
- ポイント2 キャッシュレス決済に対応しているタクシーは営業上有利
- ポイント3 訪日外国人観光客の多くはキャッシュレス決済が基本
目次[非表示]
74%のタクシーがキャッシュレス決済を導入済み
JCBが2019年に実施したキャッシュレス決済に関する調査(※)によると、キャッシュレス決済を導入しているタクシーは74%でした。また、タクシー運転手のうち74.5%の人がキャッシュレス決済の必要性について「キャッシュレス決済があった方がいい」と回答しています。
※出典:キャッシュレス決済に関する調査
いずれもコンビニや居酒屋などと比べると、やや低めの数値ですが、調査から数年経ちさらに導入が進んでいることも鑑みると、タクシー業界におけるキャッシュレス決済が広がっていることがわかる結果です。
タクシー業界でキャッシュレス化が進んでいる背景
タクシー業界でキャッシュレス化が進んでいるのは、政府がキャッシュレス決済を推進していることが大きく関係しています。
政府は2019年に「成長戦略フォローアップ」を閣議決定しましたが、キャッシュレス決済のことが盛り込まれていました。キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度にすることを目標とするという内容です。これを受けて、全業種でキャッシュレス決済を導入する動きが広まり、タクシー業界でもキャッシュレス化が進んだと考えられます。
また、一般社団法人キャッシュレス推進協議会の「キャッシュレス・ロードマップ 2023」によると、2022年時点で日本国内の決済全体のうちキャッシュレス決済比率はすでに36%に達しています(※2)。
※2 出典:キャッシュレス・ロードマップ2023
タクシーでキャッシュレス決済を導入するメリット
タクシーでキャッシュレス決済を導入すれば、タクシー会社と運転手にとっては次のようなメリットがあります。
会計がスムーズになる
キャッシュレス決済なら現金を数えたり、おつりを渡したりする必要がありません。お客さんが小銭を探すこともなく、会計にかかる時間を短縮できます。
また、配車アプリを使用している場合には、乗車前にキャッシュレス決済で料金の支払い手続きが済んでいます。そのため、未払いや乗り逃げの防止になるのもメリットです。
ポイ活をしている人に選んでもらえる
最近ではポイントを積極的に貯める「ポイ活」をしている人も少なくありません。キャッシュレス決済では通常ポイントが貯まるため、ポイ活をしている人ならキャッシュレス決済に対応しているタクシーを選んでくれます。この点で、キャッシュレス決済に対応していないタクシーと比べると有利です。
訪日外国人観光客から選んでもらえる
訪日外国人観光客は中国人と韓国人が大半を占めています。そして、中国と韓国は世界的に見てもキャッシュレス決済が進んでいる地域です。キャッシュレス決済に対応しているタクシーなら、非対応のタクシーと比べると選ばれやすくなります。
中国、韓国からの観光客に限らず、現金を持っていない訪日外国人観光客なら、キャッシュレス決済対応のタクシーでないと乗れないので、必然的に選択肢が絞られるでしょう。
キャッシュレス決済導入済みのタクシー車両の見分け方
キャッシュレス決済に対応しているタクシーは、ドアや窓などにキャッシュレス決済のロゴのステッカーが貼られています。対応しているキャッシュレス決済の種類もロゴで見分けることが可能です。クレジットカードに関しても、対応している国際ブランドのロゴのステッカーが貼られています。
まとめ
キャッシュレス決済はほぼすべての業界で進んでおり、タクシーに関しても対応している車両が増えています。タクシーがキャッシュレス決済に対応すると、運転手の作業効率の点でメリットがあるだけでなく、ポイ活をしている人や訪日外国人観光客に選ばれやすくなります。
ほかの業界においても、ポイントが貯まる決済方法に対応していると集客で有利といえる点は同様でしょう。自社ポイントを展開している場合は、それと併せてポイント交換サービスも導入するとさらに大きな集客効果が期待できます。自社ポイントを貯めて共通ポイントや大手ポイントに交換できるようにすると、利用者にとっては、使い勝手がよく貯めやすいポイントだと感じられます。
そこで、ジー・プランのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。たとえば「PCT LITE」なら電子ギフトを介して、自社ポイントを大手ポイントや共通ポイントと交換できます。電子ギフトはメールやSNSなどで送付可能で、複雑なシステムの導入なくスタートすることができます。また、導入にあたって交換先のポイント事業者との契約が発生することもありません。
ポイントサービスを導入して集客を図りたいなら、ぜひジー・プランのサービスをご利用ください。
おすすめの資料はこちら
関連記事