
顧客のポイント失効に対して事業者はどう対策するべき?
ポイントを貯めて使えばお得に買い物ができます。節約の一環としてポイントを貯めている人も多いでしょう。しかし、ポイントを貯めている人の中には、ポイントを使わずに失効させてしまう人も少なくありません。ある調査(※)によると、失効するポイントは年間で1,389億円分にもなると計算されました。
では、なぜポイントが失効してしまうのか、よくある原因や事業者が採るべき対策について解説していきます。
※引用:クレジットカードポイントとマイルの利用状況に関する実態調査
<この記事のポイント>
ポイント1 ポイントの有効期限切れに気づかず失効してしまう人が大半
- ポイント2 ポイントを使いたくても使えないで失効してしまう人もいる
- ポイント3 ポイントを使いやすくすることで顧客との優良な関係につながる
目次[非表示]
- 1.68%の人がポイント失効の経験あり
- 2.ポイント失効の主な原因
- 3.事業者側ができるポイント失効防止対策
- 3.1.有効期限の通知を行う
- 3.2.少額でも使用できるようにする
- 3.3.共通ポイントや大手ポイントと交換できるようにする
- 4.まとめ
- 5.おすすめの資料はこちら
68%の人がポイント失効の経験あり
ジー・プランが実施した「ポイントサービスに関する市場調査」(※)によると、ポイントが有効期限切れになって失効してしまった経験がある人の割合は68%でした。
※「ポイントサービスに関する市場調査」については、こちらから詳細資料を無料でダウンロードしていただけます。
この結果から、ポイントを軽視している人が多そうな印象を抱く人もいるでしょう。しかし、大半の人は決してポイントを軽視しているわけではありません。
商品の購入やサービスの利用でポイントの有無をかなり意識する人は26%、どちらかといえば意識している人は50%という結果でした。約76%の人がポイントを意識していることになります。ポイントを意識していても、失効してしまう人が少なからずいることがわかる結果です。
ポイント失効の主な原因
ポイント失効の理由でもっとも多かったのは、「ポイントの有効期限に気づかなかった、忘れていた」で、72.3%もの人がこう回答しています。2番目に多かったのは、「交換できる最小数まで貯められなかった」の24.0%です。
ほかに多かった回答として「ポイントを使える場所が少なかった」や「他社のポイントに交換できなかった(必要なポイント数を満たせず)」などが挙げられます。
事業者側ができるポイント失効防止対策
ポイントは発行している事業者にとっては負債としての性質を持つものです。失効してしまえば、負債が消えるのと同じであるため、事業者にとっては有利に働きます。
しかし、そこであえてポイントの失効対策を講じることも戦略の1つです。顧客が損をしない仕組みを作ることで、長い目で見て顧客との優良な関係を築き上げることにつながります。
では具体的にどのようなポイント失効対策が効果的なのか見ていきましょう。
有効期限の通知を行う
有効期限に気づかずに失効してしまう人が大半のため、有効期限が近づいたら通知を行うのが効果的です。メールアドレスを登録している顧客なら、件名に「ポイントの有効期限のお知らせ」のように記載して送信するとわかりやすいです。
公式LINEや公式アプリなどを使用する方法もあります。
少額でも使用できるようにする
500ポイントや1,000ポイントからしか使えないと、そこまで貯める前に有効期限切れになってしまう人も多いと考えられます。少額でも使用できるようにすると、失効せずに済む人も出てくるでしょう。
また、1ポイントから使用できるようにすれば、端数の分だけポイントで支払うことなどもできてユーザーにとっては便利なポイントになり得ます。
共通ポイントや大手ポイントと交換できるようにする
展開しているのが自社独自ポイントの場合には、使用できる店舗やサービスが限られています。「ポイントを使える場所が少なかった」という理由で失効している人も多いことから、ポイントを大手・共通ポイントに交換できるようにするのもおすすめです。
その際にはジー・プランのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。「ポイント・コンセント」や「PCT LITE」なら、自社ポイントを大手・共通ポイントなどターゲットにマッチしたポイントへユーザーが直接交換することが可能になります。またポイント交換に必要な、交換先ごとのシステム開発・契約・運用等を集約し、ポイント交換にかかるコストや手間を大幅に削減できます。
顧客のポイント失効防止対策として、ぜひジー・プランのサービスをお役立てください。
まとめ
ポイントを貯めている人が多い一方で、失効してしまっている人も多いのが実情です。忘れてしまって有効期限切れになる人がもっとも多く、使いたくても使えないで失効してしまう人もいます。そのような中で、ポイントの失効防止対策を行えば、顧客にとって利便性が高まり、信頼構築につながります。自社ポイントを使いやすくして対策したいなら、上記でご紹介した「ポイント・コンセント」や「PCT LITE」といったジー・プランのサービスをぜひご活用ください。
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