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Googleマップのポイントサービスとは?口コミ・レビューによる集客の参考にしよう

Googleマップ上で「訪れた場所の評価・口コミ」「写真や動画の投稿」「質問への回答」などのアクションを実行すると、「ポイント」を獲得することが可能です。そして、貯まったポイント数に応じて、「ローカルガイド」としてのレベルが上昇する仕組みが構築されています。

ポイントの使いみちは「新機能への早期アクセス」などの非金銭的な特典であり、金銭的対価ではありません。しかし、多くのユーザーはポイントを獲得することで満足感を得て、高いレベルのローカルガイドを目指し、日々、投稿などに励んでいます。

本記事では、Googleマップのポイントサービスの内容を詳しく解説します。「口コミやレビューで集客しよう」と考えている経営者・マーケティング担当者は、ぜひ参考にしてください。


<この記事のポイント>

  • ポイント1    Googleマップには、口コミなどでポイントを獲得できる仕組みがある

  • ポイント2 金銭的な対価がなくても、投稿者はモチベーションを維持できている!
  • ポイント3 閲覧者が少ないサイトの場合、金銭的対価を用意することも検討しよう


目次[非表示]

  1. 1.口コミやレビューは、新規顧客の獲得に役立つ
  2. 2.Googleマップとは?
    1. 2.1.Googleマップ上で自店舗をアピールできるツール「Googleビジネスプロフィール」
  3. 3.事業者にとってのGoogleマップのメリット
    1. 3.1.無料で自店舗を広告・宣伝でき、集客に役立つ
    2. 3.2.ユーザーの検索目的が明確で、消費・購買行動につながりやすい
  4. 4.Googleマップのデメリット、注意点
  5. 5.Googleマップのポイントサービスをご紹介
    1. 5.1.ポイントが付与される条件
    2. 5.2.ポイント獲得数に応じてローカルガイドのレベルが上昇
    3. 5.3.獲得したポイントの使いみち
  6. 6.Googleマップを参考にして、自社に適した施策を検討しよう
  7. 7.まとめ
  8. 8.おすすめの資料はこちら


口コミやレビューは、新規顧客の獲得に役立つ

どれほど良い商品・サービスを販売していても、消費者に認知してもらったうえで「購入したい」「利用したい」と感じてもらわなければ、新規顧客の獲得につながらず、売上の拡大は望めません。

自社・自店舗の商品・サービスを幅広い消費者に知ってもらう方法として、「テレビCM」「チラシ」「Web広告」などがあります。ただし、大なり小なり「販売する側の視点」でマーケティングを実施するため、消費者の心に響かない可能性は否定できません。

消費者の共感を得る手段のひとつに、自社サイトや他社サイトにおける口コミ・レビュー(消費者レビュー)があります。実際に店舗を利用した顧客の視点で「料理が美味しかった」「品質が良い商品を販売している」「素晴らしいサービスを受けることができた」といった口コミ・レビューが書き込まれれば、それを見た消費者は「今度、このお店を訪れてみよう」という気持ちになりやすいでしょう。

以下、口コミ・レビューが大量に書き込まれている「Googleマップ」がどのようなサービスなのかを説明したうえで、Googleマップで実施されているポイントサービスを紹介します。


Googleマップとは?

Googleマップとは、アメリカの大手IT企業Google社が提供する地図サービスであり、世界中の地図情報を無料で閲覧でき、目的地までの経路や現在地周辺の店舗・施設などを検索することが可能です。

一般消費者だけではなく、事業者側も集客のためにGoogleマップを活用する事例が増加しています。


Googleマップ上で自店舗をアピールできるツール「Googleビジネスプロフィール」

Googleマップ上に自店舗の情報を表示させたい場合は、無料ツール「Googleビジネスプロフィール」を活用しましょう。店名・住所・電話番号・営業時間・メニューなど、さまざまな情報を掲載可能です。消費者はマップ上で表示される情報をチェックしたうえで、実際に店舗を訪れるかどうかを判断します。

なお、Googleマップ上では、店舗側から情報発信する仕組みだけではなく、「ユーザーが口コミ・レビューを書き込める仕組み」も構築されてます。口コミ・レビューの内容は、消費者が店舗を訪れるかどうかを判断するうえで重要な要素です。


事業者にとってのGoogleマップのメリット

以下、事業者がGoogleマップを活用するメリットを紹介します。

無料で自店舗を広告・宣伝でき、集客に役立つ

Googleビジネスプロフィールの利用は無料なので、広告費をかけずに自店舗をGoogleマップ上で宣伝できます。また、日々、口コミ・レビューが書き込まれるため、それを見た消費者が自店舗を訪れてくれることもあるでしょう。

インターネット広告を配信するためには多額の費用がかかるため、予算に余裕がない事業者はGoogleマップを集客ツールとしてご活用ください。


ユーザーの検索目的が明確で、消費・購買行動につながりやすい

Googleマップのユーザーは、「現在地の近くで食事する」「仕事帰りに立ち寄って日用品を買う」など、検索する目的が明確です。

目的に合致する店舗が見つかれば、その店舗を訪れる可能性が高く、通常の検索エンジンで検索するケースよりも、消費・購買行動につながりやすい傾向があります。


Googleマップのデメリット、注意点

Googleマップ上の口コミ・レビューは、自店舗にとって好ましい内容ばかりではなく、店舗・商品・サービスに対する批判・苦情が書き込まれる場合もあります。

しかし、Googleマップは、自店舗で管理しているサイト・サービスではないため、書き込み内容を自由に削除することはできません。

口コミ・レビューの内容を管理したい場合は、自社のWebサイトを構築し、口コミ・レビューを書き込める仕組みを提供することも検討しましょう。


Googleマップのポイントサービスをご紹介

上述したように、Googleマップには、口コミ・レビューを書き込んだり閲覧したりする仕組みが存在しますが、ポイントサービスが実施されており、投稿者に対して「ポイント」が付与されることをご存知でしょうか。

以下、Googleマップのポイントサービスについて詳しく説明します。


ポイントが付与される条件

Googleマップ上で、訪れた場所・店舗に関する「口コミ」「動画・写真の投稿」などを行うとポイントを獲得することが可能です。下表に、「ポイント付与対象のアクション」および「付与されるポイント数」の例を示します。


アクション
付与されるポイント数(1件あたりの付与数)
口コミ
199文字以下の場合:10ポイント(200文字を超える場合は、ボーナスポイントとして10ポイント上乗せ) 
評価
1ポイント
写真の投稿
5ポイント
動画の投稿
7ポイント
質問への回答             
1ポイント


投稿内容が「ポリシー違反」によって削除されると、ポイントが減少する場合がありますが、これは投稿の質を確保するための施策と考えられます。

なお、上記以外にも、さまざまなアクションでポイントを獲得できます。詳細については、Googleマップの公式サイトでご確認ください。


ポイント獲得数に応じてローカルガイドのレベルが上昇

下表に、「ポイント獲得数」と「ローカルガイドのレベル」の関係をまとめました。


ポイント獲得数
ローカルガイドのレベル
0
1
15
2
75
3
250
4
500
5
1,500
6
5,000
7
15,000
8
50,000
9
100,000
10


ローカルガイドのレベルが4以上になると、「バッジ」が付与(表示)されます。物理的なアイテムではなく、デジタルなものですが、投稿者のモチベーションを維持・向上させるための施策といえるでしょう。


獲得したポイントの使いみち

Googleマップ上のアクションで貯まったポイントは、「現金」「他社のポイント」「商品券」など、金銭的な対価と交換することはできません。ただし、ポイントを獲得すると、「新しい機能への早期アクセス」といった非金銭的な特典を受けることが可能になります。

「非金銭的な対価では、投稿者のモチベーションが保てないのではないか」とお考えの方がいるかもしれませんが、Googleマップ上では日々、多くの投稿者が高レベルのローカルガイドを目指して投稿に励んでいます。このことは非金銭的対価でも充分にモチベーションを維持できることを示唆しているのではないでしょうか。


Googleマップを参考にして、自社に適した施策を検討しよう

ここまで、Googleマップのポイント施策について説明してきました。飲食店やホテルなど、実店舗でビジネスを営んでいる場合は、Googleマップ上の口コミ・レビューを見た消費者が興味・関心を抱き、予約や来店をしてくれる可能性があります。日々の接客や商品・サービスの開発などに力を入れ、良い評価をもらえるように努力しましょう。

ところで、Googleマップ上の口コミ・レビューは万能ではありません。「ECサイトのみで物品・サービスを販売している」「ゲームを開発・提供している」など、実店舗が存在しないビジネスを営んでいる場合は、当然、Googleマップ上に店舗の表示がないため、Googleマップの口コミ・レビューに頼らない方法で集客する必要があります(「ECサイト上に、顧客が自由に感想を書き込める仕組みを用意する」など)。

また、口コミ・レビューの内容を自店舗で管理したい場合も、Googleマップを活用するのではなく、自社サイトを構築し、顧客が口コミ・レビューを書き込める仕組みを提供するという方法もあります。

その際、Googleマップの施策を見習って、「投稿者のランク制度」などを設計し、金銭的対価なしで運用する方法も採用できます。しかし、Googleマップの場合、「巨大IT企業のサービスであり、多くのユーザーが目を通してくれる」という現実があるからこそ、非金銭的な対価のみでも投稿者のモチベーションを維持できることにご留意ください。

「自社サイトの閲覧者が少なく、非金銭的な対価のみでは投稿者のモチベーションを保ちにくい」という場合は、「ポイントをオリジナルグッズと交換できるようにする」「ポイントで自社製品を購入できるようにする」「他社のポイントとの交換を可能にする」「ユーザーの行動に対して大手・共通ポイントを付与する」など、ユーザーにとって価値の高い報酬を用意するほうが効率的といえるでしょう。


まとめ

Googleマップとは、アメリカの大手IT企業Google社が提供する無料の地図サービスです。事業者がさまざまな情報(店名・住所・電話番号・営業時間・メニュー)を発信する仕組みがあり、集約に役立ちます。

Googleマップ上では、さまざまなアクション(口コミ、写真、動画の投稿など)をすることでポイントを獲得することが可能です。獲得ポイント数に応じてローカルガイドのレベルが上昇する仕組みが構築されていますが、金銭的な対価はありません。

口コミ・レビューの質を保つうえで金銭的対価は必須ではなく、世界中のユーザーが書き込みを読んでくれることや、ローカルガイドとしてのレベルが向上することを糧にして、日々、投稿者が多くの口コミの投稿に励んでいます。

ただし、Googleマップ上の口コミ・レビューは、すべてが好意的な内容というわけではありません。店舗・商品・サービスに対する批判や苦情が書き込まれるケースもあります。書き込み内容をコントロールしたい(不都合な内容を削除したい)のであれば、自社のWebサイトを構築し、口コミ・レビューを書き込める仕組みを提供することも選択肢のひとつです。

多くの企業では、Googleマップのように大量のユーザーを確保できないため、自社サイトの閲覧者数だけで投稿を増やすことは難しく、非金銭的な対価だけでは投稿者のモチベーションを維持できないかもしれません。そのため、他社ポイントとの交換を可能にする仕組みを用意するほうが良いでしょう。

例えば、ジー・プランのポイント交換サービスポイント・コンセントPCT LITEなら、自社の独自ポイントと他社ポイント(共通ポイントなど)の交換や、ユーザーの行動に対する大手・共通ポイントの直接付与が可能になります。口コミ・レビューを行うモチベーションの維持・向上に役立つので、導入することも選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。



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佐藤拓真
佐藤拓真
2018年頃からライターとして活動。「企業がポイントサービスを活用する方法」「ポイントを活用したビジネスのトレンド」「ポイントを活用したマーケティング手法」「ポイント制度やシステムに関する基礎知識」などについて、フラットな視点からレポートしています。私は「ポイント活動(ポイ活)」が注目されるようになる前から、さまざまなポイント(電子マネー、マイルなどを含む)を貯めてきました。自分自身の経験も踏まえて記事を執筆していくので、企業でポイント制度の導入・運用に携わっている方の参考になれば幸いです。

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