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ポイントサービス×ヘルスケア、主要なポイントサービスではどう活用されている?

Tポイント、dポイント、楽天ポイントなどの主要なポイントサービスでは、ヘルスケアアプリでポイントがたまるサービスを提供しています。

ユーザーは、歩数や移動距離、消費カロリーなどのアクティビティが記録でき、健康管理に役立つのみならず、ポイントがもらえるメリットが。一方で、企業にとっては顧客満足度の向上やポイントユーザーの増加が見込めます。ここでは、各ヘルスケアアプリの仕組みと取得したポイントの利用方法についてまとめて解説します。


<この記事のポイント>

  • ポイント1    ヘルスケアアプリは生活習慣やアクテビティの記録ができ、さらにポイント取得が可能

  • ポイント2 取得したポイントは、共通ポイントに交換またはそのまま提携している実店舗やECサイトで使用することが可能
  • ポイント3 ヘルスケアアプリはポイントを生み出す行動につながるため、潜在的なポイントユーザーを増やすことができる


目次[非表示]

  1. 1.ヘルスケアアプリとは
  2. 2.3つのヘルスケアアプリの機能
    1. 2.1.Tヘルスケア:歩数やアンケート回答、実店舗のチェックインで「マイル」がたまる
    2. 2.2.dヘルスケア:イベントやミッション達成で抽選に参加しポイントが当たる
    3. 2.3.楽天ヘルスケア:健康づくりインセンティブでポイント取得が可能
  3. 3.3つのヘルスケアアプリのポイント利用方法
    1. 3.1.Tヘルスケア:アプリ内ポイント「マイル」をTポイントに交換できる
    2. 3.2.dヘルスケア:加盟店での利用やポイント投資、d払いで利用可能
    3. 3.3.楽天ヘルスケア:通常ポイントとして加盟店での利用やポイント投資、楽天ペイで利用可能
  4. 4.まとめ
  5. 5.おすすめの資料はこちら


ヘルスケアアプリとは

歩数や移動距離、消費カロリーなどのアクティビティを記録できるヘルスケアアプリ。各アプリでは、移動距離やイベントなどのインセンティブから、Tポイントやdポイント、楽天ポイントなどの主要な共通ポイントをためることができ、ユーザー利用者数が拡大しています。


ユーザーは、健康に関する意識増進を進めることができ、かつポイントがためられる点が、事業者にとってはヘルスケアアプリを通じた記録データの収集が可能になる点がそれぞれにメリットとなっています。以下では、ヘルスケアアプリの仕組みについてご紹介します。


3つのヘルスケアアプリの機能

Tヘルスケア、dヘルスケア、楽天ヘルスケアでは、各アプリ上で独自のルールによりポイントが取得できる仕組みになっています。ここでは、各ヘルスケアアプリの仕様について解説します。


Tヘルスケア:歩数やアンケート回答、実店舗のチェックインで「マイル」がたまる

「Tヘルスケア」は、Tポイントが獲得できるヘルスケアアプリです。約7,000万人のT会員を対象としており、アプリリリースからわずか1年で累計ダウンロード数が100万件を超えています。

多くの機能が無料で使用できますが、チャットによる医師への健康相談は有料会員限定の機能となります。歩数に応じて、あるいはクイズやアンケートの回答、実店舗でのチェックインで「マイル」をためることができ、500マイルで100Tポイントと交換が可能。

その他、毎日の歩数や消費カロリーの自動記録、食事撮影のみでAIが自動でエネルギー+30種類の栄養素を解析してくれる栄養管理機能が利用できます。


dヘルスケア:イベントやミッション達成で抽選に参加しポイントが当たる

「dヘルスケア」は、docomoユーザーに限らず利用できる、dポイントが獲得できるヘルスケアアプリ。すでに1,200万ダウンロードを突破しており、ヘルスケアアプリの先駆け的存在となっています。

「dヘルスケア」の主な機能は、主に3つあります。ひとつは、「眠気」「気分」「お通じ」「運動」「食事」の記録ができる「生活習慣記録」機能。前月のデータをまとめて見ることができる「ふりかえりレポート」もカレンダーで月ごとに確認可能。

もうひとつは、体重・血圧・体温を記録したり、歩数・消費カロリー・歩行距離を自動的にカウントしたり、といったアクティビティ機能。
イベントやミッションを達成すると、抽選に参加することができ、dポイントが当たる仕組みになっています。多くの機能が無料で利用できますが、有料会員登録は、使用できる機能が充実していたり、イベントやミッションで参加できる抽選の数に違いがあったり、というメリットがあります。


楽天ヘルスケア:健康づくりインセンティブでポイント取得が可能

「楽天ヘルスケア」は、ポイ活ユーザーの間で人気の楽天ポイントが獲得できるヘルスケアアプリです。2022年10月にiOS版をリリースし、約3カ月間で累計ダウンロード数が30万件を突破。2023年3月にAndroidに対応したことで、さらにユーザー数が拡大しています。

「楽天ヘルスケア」の主な機能は、大きくふたつに分けられます。ひとつは、歩数や移動距離、消費カロリーなどのアクティビティデータと体重や体脂肪率、BMIなどの身体測定値を記録し、グラフや数値でわかりやすく把握できる「身体活動記録」。

もうひとつは、運動の継続やチャレンジイベントの達成を通じて「楽天ポイント」が当たる抽選に参加できる「健康づくりインセンティブ」です。抽選で当たるポイントが変化したり、達成したチャレンジイベントの難易度に応じて抽選の回数が増えたりと、ユーザーがゲーム感覚で楽しみながら継続できる点が特長となっています。


3つのヘルスケアアプリのポイント利用方法

ヘルスケアアプリでためたポイントは、各ポイントサービスごとにポイントの利用方法が若干異なります。以下でTヘルスケア、dヘルスケア、楽天ヘルスケアアプリでためたポイントの利用方法について解説します。


Tヘルスケア:アプリ内ポイント「マイル」をTポイントに交換できる

Tヘルスケアアプリ内では、独自ポイント「マイル」がためられ、500マイルをためると共通ポイントであるTポイント100ポイント分と交換が可能。交換したTポイントは、実店舗やインターネットサイトで使用することができます。

Tポイントは、加盟店も多く幅広い企業と提携していますので、ANAのマイルやPayPayポイント、ポイント投資に利用できるなど、使途が豊富なのも特徴です。


dヘルスケア:加盟店での利用やポイント投資、d払いで利用可能

dヘルスケアでは、共通ポイントであるdポイントを直接ためることができます。dポイントはNTTドコモが提供するポイントサービスではありますが、ドコモユーザーでなくてもdアカウントを発行することでdポイントをためること、使用することが可能。

大手飲食チェーンやECサイトの加盟店が多数あり、dポイントでのポイント投資も可能。バーコード決済「d払い」と併用することで、数多くの加盟店・提携店でポイントを利用することができます。


楽天ヘルスケア:通常ポイントとして加盟店での利用やポイント投資、楽天ペイで利用可能

楽天ヘルスケアアプリでは、共有ポイントである楽天ポイントを直接ためることが可能。楽天ポイントは「通常ポイント」と、期間限定で利用できる「期間限定ポイント」の二種類に大別されますが、楽天ヘルスケアでためた楽天ポイントは、通常ポイントとして即時に反映され利用することができます。

楽天ポイント加盟店だけでなく、バーコード決済「楽天ペイ」で使用できたり、ポイント投資にも活用できたりと使途が豊富なのも特徴です。


まとめ

主要な共通ポイントサービスでは、ヘルスケアアプリと連動してポイントを獲得できる仕様になっており、ユーザー数が急拡大しています。

ヘルスケアアプリは、ポイントからポイントの交換ではなく、ポイントそのものを生み出す行動となっているため、ひいては潜在的なポイントユーザーを増やすことにつながっている、というわけです。

また、各共通ポイントは実店舗やECサイトでの利用、バーコード決済を介してポイントが利用できるなど使途が豊富。独自ポイントを共通ポイントと交換可能にすれば、新規ユーザー獲得やポイントサービスの利用拡大が見込めます。

ジー・プランの「ポイント・コンセント」は、独自ポイントを複数の共通ポイントや大手ポイントに直接交換するプラットフォーム。交換先ごとのシステム開発・契約・運用等を当社に集約し、ポイント交換にかかるコストを大幅に削減することができます。
また「PCT LITE」は、電子ギフトを介してポイント交換できるサービス。交換可能な銘柄は限定されていますが、dポイントやAmazonギフトコードなど主要な銘柄を取り揃えており、各ポイント事業者との契約やシステム連携が不要なため、短期間かつ低コストで導入できます。



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中野友希
中野友希
大学院で租税法を専攻し法学修士を取得。税理士補助・社労士補助、衛生管理者などを経て、フリーライターに。ビジネス、ガジェット、ヘルスケア、ペットなどのWEBメディアを中心に『読むサプリ』をモットーに執筆中。

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