LYPマイレージとは?LINE・ヤフー・PayPayの3社による新サービスの特徴を解説!
2023年3月1日にスタートした、「LYPマイレージ」。
LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayの3社がスタートした新たなサービスであり、4月16日まで開催されている大型キャンペーン「超PayPay祭」とあわせて話題となっています。
「マイレージ」という名称を見ると、また新たなポイントプログラムが始まったようにも感じられますが、「LYPマイレージ」とはどのようなサービスなのでしょうか。
この記事のポイント
ポイント1 LYPマイレージは、LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayによる販促プラットフォーム
- ポイント2 ユーザーは対象商品を買えば買うほど特典を得られるサービス
- ポイント3 メーカーは得られたデータを販促活動に活用できる
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「LYPマイレージ」とは?
「LINE・Yahoo! JAPAN・PayPay マイレージ(LYPマイレージ)」は、LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayの3社が2023年3月にスタートした、マイレージ型の販促プラットフォーム。
この中では「LINEポイント」や「PayPayポイント」がすでに提供されているため、また別のポイントサービスが増えるのかと感じた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、このLYPマイレージは、買い物の際に貯めて使う「ポイント」とはまた別種の仕組みで運用されているサービスです。
LYPマイレージでは、対象商品の購入実績を「マイレージ」として記録し、PayPayアプリやサイト上で表示します。オンライン・オフラインを問わず、LYPマイレージの対象になっている商品を購入すると、PayPayポイントの還元に加えて購入実績が商品ごとに記録され、累計購入金額が一定基準を超えると、特典としてPayPayポイントが獲得できる――。そうした仕組みになっています。
※記事内で紹介しているキャンペーン等はすでに終了している場合がございます。
具体例:コカ・コーラを対象店舗で買うと……?
ここまでの説明ではピンとこない方もいらっしゃるかと思いますので、具体例を見ていきましょう。
「LYPマイレージ誕生記念キャンペーン」の特設サイトにアクセスすると、「キャンペーン対象ブランド」と「対象店舗」の一覧が掲載されています。ここに掲載されている対象店舗で対象商品を購入すると、LYPマイレージが貯まる、というわけですね。
たとえば、おなじみの炭酸飲料「コカ・コーラ」も対象商品です。
3月31日までの誕生記念キャンペーンでは、対象店舗でペットボトルのコカ・コーラを購入し、PayPayで支払うと、最大40%のPayPayポイントが付与され、さらに、このポイントとは別に、コカ・コーラの購入金額が「LYPマイレージ」として記録されました。
LYPマイレージでは、対象商品ごとに上記のようなページが用意されており、PayPayを使って購入すると、購入金額が「マイレージ」として加算され、購入金額が条件を満たすと、PayPayポイントが特典として付与されます。
コカ・コーラの場合は「特典:50pt付与」「達成条件:1,000円分購入」となっていますので、「総額1,000円分のコカ・コーラを購入した時点で、50ポイント分のPayPayポイントが獲得できる」ことになります。ゲームに置き換えていうなら、「ミッション達成のボーナスポイント」といった形です。
マーケティング視点でのLYPマイレージは何が新しい?
特に面倒な操作や手続きの必要はなく、ゲーム感覚でPayPayポイントを追加で獲得できる、LYPマイレージ。
ユーザーにそのメリットを提供する一方で、メーカーサイドのメリットはどのような点にあるのでしょうか。
① オンラインとオフラインの両方のデータが反映される
LYPマイレージは、身近なスーパーやドラッグストア、薬局なども対象店舗となっており、実店舗でPayPayを使って購入した商品もマイレージの対象として記録されます。
これまでユーザーの行動や購入データはオンラインでしか追えず、実際の小売店に来店、購入したユーザーの購入データを分析することは不可能でした。しかしLYPマイレージによって、小売店を利用する消費者の購入データが蓄積されるため、オンライン・オフラインの両側から、継続的なマーケティング施策を講じることが可能となります。
② 複数のサービスを横断して顧客とコミュニケーションが取れる
また、マイレージの仕組みだけでなく、「LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayの3社によるサービスである」ことも無視できないポイントです。
PayPayアプリやYahoo! Japanのサイトのみならず、大勢のユーザーが日常的に利用しているLINEを介して、おトクなキャンペーン情報などをユーザーにアナウンスすることが可能。より身近なサービスで、顧客と近い距離で、継続的に、コミュニケーションを取ることができるのです。
③ メーカー向け販促サービスとして、商品クーポンを利用できる
さらに2023年5月からは、メーカー向け販促強化の取り組みとして「商品クーポン(仮)」を提供予定。
これはPayPayクーポンの新機能として予定されているクーポンです。メーカーが商品別にクーポンを発行できる仕組みで、発行したクーポンは加盟店で使うことができます。
従来のPayPayクーポンとは異なり、「加盟店」ではなく「商品」単位でクーポンを発行できるのがポイント。特に売り出したい商品にメーカーがクーポンを発行し、ユーザーに直接訴求することができます。
まとめ
オンラインとオフラインの両方をカバーすることで得られたデータを販促活動に生かせるのみならず、自社商品のファンとも直に継続的なコミュニケーションを行える、LYPマイレージ。マーケティング担当者にとっては、無視できないサービスだと言えるのではなないでしょうか。
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