高速道路の支払いでポイントが貯まるETCマイレージとは
各分野で導入と活用が進んでいる、「ポイント」を用いたサービス。
普段の買い物やサービス利用をはじめ、ポイントが付与されるシーンは多岐にわたりますが、「自動車」に関連したポイントサービスがあることはご存知でしょうか。普段は車を運転しない人でも「ETCカード」の存在はご存知かと思います。実はこのETCの利用でもポイントが貯まるのです。
今回は、高速道路の料金支払いでポイントが貯まる「ETCマイレージ」について紹介します。
この記事のポイント
ポイント1 通行料金の支払額に応じてポイントが付与されるETCマイレージ
- ポイント2 メリット「登録無料、会員費不要、割引制度の対象にもなる」
- ポイント3 デメリット「有効期限があり、手軽すぎておトク感が薄い」
目次[非表示]
ETCマイレージとは?
「ETCマイレージ」は、ETCカードでの通行料金の支払額に応じてポイントが付与されるサービス。貯まったポイントは通行料金の支払いに利用できます。
サービスへの登録は無料。年会費もかからないため、ETCカードの利用者はとりあえず登録しておいて損はありません。
長期間にわたって利用がないと登録が取り消されてしまいますが、期間は「730日」と長め。これだけ長ければそうそう取り消されることはありませんし、「高速道路を使うのは帰省時だけ」という人でも、それなりにサービスの恩恵を得られるでしょう。
ETCマイレージのメリット・デメリット
ここからは、ETCマイレージのメリットとデメリットを整理していきましょう。
メリット「登録無料でポイントを貯められ、割引制度も使える」
- 登録無料で年会費も不要
- 貯まったポイントを使って交通料金を安くできる
- 「平日朝夕割引」の対象になる
ETCマイレージのメリットは、何と言っても「手軽に使えて、交通料金を安くできる」こと。
登録に際して費用は一切かかりませんし、会員になってしてしまえば、基本的に面倒な作業などはありません。高速道路に乗った分だけ自然にポイントが貯まっていく仕組みです。貯まったポイントで通行料金を支払うことができます。
さらに、ETCマイレージに登録しておけば、高速道路の「平日朝夕割引」の対象になるのも嬉しい点。割引対象となる時間と区間は限られていますが、普段から高速道路を利用する機会が多いドライバーにとってはありがたいでしょう。平日朝夕割引の詳細については、各道路事業者のサイトをご確認ください。(NEXCO東日本 / NEXCO中日本 / NEXCO西日本 / 本州四国連絡高速道路株式会社 / 宮城県道路公社)
デメリット「手軽すぎておトク感が薄い」
- 有効期限がある
- 貯まったポイントは交換する必要がある
- 手軽すぎておトク感が薄い
ETCマイレージを利用する際の注意点としては、前述の通り「有効期限がある」こと。長いとはいえ、無期限ではないことは意識しておく必要があります。
また、貯まったポイントはそのまま使えるわけではなく、インターネットや電話で交換しなければなりません。ただ、一定のポイントが貯まったら自動で交換されるサービスもありますので、そこまで手間ではないでしょう。
以上のように、デメリットらしいデメリットは見当たらないETCマイレージですが、意外と認知率は低いようです。強いて言えば「手軽すぎておトク感が薄い」という点が、ネックになっているのかもしれません。意識せずとも自然に貯まってしまうため、ポイントを貯める楽しみや、還元時のおトク感が薄いこと。「手軽さ」はメリットではありますが、場合によっては逆にデメリットにもなると言えるでしょう。
まとめ
手軽に使えて高速料金を安くできる、ETCマイレージ。
余計なことを考える必要がないのはメリットですが、一方では「手軽すぎる」ことで、存在感が薄まってしまう問題もあります。
最近は楽しみながら「ポイ活」をしている人が大勢いることからもわかるように、ポイントサービスの設計においては、「ユーザーにどのように感じてもらいたいか」が重要になってくるのかもしれません。ETCマイレージの事例からは、このような示唆を得られます。
ユーザーのポイ活の楽しみのひとつに挙げられるのが、自分の希望するポイントへの交換です。あちこちで貯めたポイントを、好きなポイントに集約することができれば、貯める楽しみはさらに広がるでしょう。
とはいえ多種多様なポイントがある現在、一口に交換といってもそう簡単ではありません。そういう場合におすすめなのが、ジー・プランの提供するサービスです。
「Gポイント交換」では、自社ポイントを100種類以上の各種ポイント・電子マネー・マイルなどと交換可能になります。自社ポイントを複数の共通ポイントや大手ポイントへ直接交換可能な「ポイント・コンセント」も、ポイ活ユーザーには魅力的なソリューションとなるでしょう。一時的なインセンティブや謝礼などであれば、電子ギフトサービス「Gポイントギフト」もおすすめです。