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月謝・会費制サービスのポイント白書

近年、英会話スクールやスポーツジム、ヨガスタジオなど「月謝・会費制サービス」において、ポイントサービスを導入する動きが加速しています。

従来は物販やECを中心に展開されていたポイントサービスが、「体験型サービス」や「会費制サービス」に広がりつつあるのです。本稿では、英会話・ジム・スタジオなどの主要事業者におけるポイントサービス導入事例を整理し、その背景と狙いを探ります。

<この記事のポイント>

  • ポイント1   英会話・スポーツジム・ヨガスタジオなどの「月謝・会費制サービス」で、ポイントサービスを導入する企業が増加傾向にある。

  • ポイント2 月謝・会費制サービスにおいても、ポイントサービスが「継続率アップ」と「顧客接点強化」の貢献につながっている。
  • ポイント3 「体験を通じて貯める・使う」というライフスタイル経済圏にポイントサービスが浸透している。

目次[非表示]

  1. 1.大人の習い事市場とポイントサービス
  2. 2.英会話・ジムなど会費を払うサービスのポイントサービス事例
    1. 2.1.ABCクッキングスタジオ
    2. 2.2.ホットヨガスタジオLAVA
    3. 2.3.スポーツクラブルネサンス
    4. 2.4.JOYFIT(ジョイフィット)
    5. 2.5.ジェクサー(JEXER)
    6. 2.6.セントラルスポーツ
    7. 2.7.スタディサプリENGLISH
  3. 3.まとめ
  4. 4.おすすめの資料はこちら

大人の習い事市場とポイントサービス

コロナ禍を経て「健康意識」「自己投資意欲」が高まり、英会話やフィットネスといった大人の習い事市場は堅調に推移しています。同時に、各企業が顧客ロイヤルティ向上や継続率アップを目的に「ポイントサービス」を導入するケースがあります。特に、会費制サービスの継続利用を促進するツールとして、ポイントサービスが注目を集めているのです。

また、共通ポイント(dポイント、Pontaポイント、楽天ポイントなど)との連携が進み、「他業種との相互送客」や「データ活用」によるマーケティング強化が可能になった点も、導入を後押ししているものと考えられます。こうした取り組みの背景には、「継続率の向上」と「デジタル接点の強化」があります。

「継続率の向上」については、ジー・プランが2025年に行なった調査でも興味深い結果が出ています。「少額のポイントがもらえることは、『利用する頻度を増やす理由』になりますか?」という設問において、スポット的にポイントがもらえるよりも、少額でも定期的にポイントをもらえた方が利用する頻度が増える、という興味深い結果でした。

従来の会員制ビジネスでは、退会や休会の防止が大きな課題でした。上記の調査結果を踏まえても、ポイントサービスの導入により、顧客の定着が期待できます。

さらに、アプリやオンラインシステムを通じたポイント連携が進むことで、企業は顧客データを活用したパーソナライズドマーケティングが展開可能になります。

英会話・ジムなど会費を払うサービスのポイントサービス事例

以下では、英会話・ジムなど会費を払うサービスのポイントサービス事例についてご紹介します。

ABCクッキングスタジオ

料理教室のABCクッキングスタジオでは、レッスン参加や紹介キャンペーンでポイントが貯まる仕組みABCポイントサービスを導入しています。貯まったポイントは次回のコース契約やレッスン料の支払いに利用できます。

料理を学ぶ楽しさと、ポイントを支払いに充当できる仕組みにより、継続利用の促進につながっています。


ホットヨガスタジオLAVA

ホットヨガスタジオを運営しているLAVAでは、「LAVAポイントプログラム」を展開しています。レッスン受講・受講後アンケート回答や、店頭・オンラインストアでの購入に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントは店頭・オンラインストアの支払いに充当できます。


さらに、アプリとの連携によりアプリ限定のスタンプラリーなどに参加が可能。継続年数や直近の1カ月の購入合計額に応じてポイント還元率が変わる、「お誕生日特典」として特別ポイントを付与するなど、ポイントサービスが顧客ロイヤルティの醸成にも貢献しています。

スポーツクラブルネサンス

大手総合フィットネスクラブのルネサンスは、Vitalityプラン会員を対象に「Vitalityポイント」を導入しています。スポーツクラブの利用や対象となる運動を行うことでポイントが貯まり、各種ドリンクチケットと交換できます。

また、ルネサンスショップでの購入ではdポイントが貯まったり、使用できたりするため、共通ポイントとの連携により、ポイントサービスが顧客満足度の向上に貢献しています。

JOYFIT(ジョイフィット)

全国展開しているフィットネスジム・JOYFITでは、「ENJOYポイント」を展開しています。来館や友達紹介、トレーニング記録、歩数、レッスン参加、月会費でポイントが貯まり、500ポイントからギフトチケットや商品と交換が可能。

アプリを通じて来店やトレーニング記録を自動管理し、ポイントが加算されるため、継続利用の促進や顧客ロイヤルティの醸成に貢献に加えて、「通う+健康データ活用」を意識した新しい顧客接点を築いています。

ジェクサー(JEXER)

JR東日本スポーツ株式会社が運営する、フィットネスクラブ・ジェクサーでは、今現在ポイントサービスの導入はないものの、クレジットカード「ビューカード」の利用で「JRE POINT」を貯めることができます。

例えば、月会費の支払いやジェクサーの購入の際、ビューカードやSuicaを利用することにより、ポイントが貯まります。

貯まったポイントは、駅ナカ店舗やSuicaのチャージに利用可能。交通インフラと連携したポイント活用モデルとして注目されています。


セントラルスポーツ

全国展開しているフィットネスクラブ・セントラルスポーツでは、会員向けアプリで「Fitness Naviポイントシステム」を提供しています。入館やアンケート回答、イベント参加によってポイントが貯まります。一定のポイントが貯まると、商品との交換や割引クーポンと交換できます。

アプリでフィットネスの記録や管理ができることに加え、ポイントサービスの導入により、継続利用の促進につながっています。


スタディサプリENGLISH

リクルートが提供する英語学習アプリ「スタディサプリENGLISH」では、リクルートIDを通じて共有ポイント「Pontaポイント」が貯まる・使える仕組みを採用しています。

有料コース(月額制)を継続利用することでPontaポイントが付与され、リクルートの他サービス(じゃらん・ホットペッパーなど)とのポイント共通利用も可能です。学習継続の動機付けに加え、リクルートグループ全体の経済圏への誘導を担う設計となっています。


まとめ

英会話スクールやスポーツジム、スタジオなどの月謝・会費制サービスでは、近年ポイント制度の導入が急速に進んでいます。レッスン参加や来館、運動記録、商品購入といった行動ベースでポイントを付与し、継続利用を促す仕組みが浸透しているのです。その他、アプリ連携、スタンプラリー、ランク制度などを組み合わせ、顧客ロイヤルティを高める設計が各社で広がっています。

こうした取り組みにより、共通ポイントとの連携を通じた他業種との相互送客や、外部経済圏への誘導がしやすくなる効果が見られます。また、ポイントを支払いに充当できる仕組みは、退会・休会防止にも寄与します。アプリを介して取得される行動ログは、データ活用やパーソナライズ施策の基盤としても重視されています。

さらに、継続利用の可視化やインセンティブを付与する仕組みといったポイント活用モデルは、他業種へ広く応用できます。購買以外の体験・参加・記録といった行動をポイント化することで顧客接点が増え、より強固な関係性の構築が期待されます。ランク制度や年数・誕生日特典といった“感情価値”を刺激する設計も顧客ロイヤルティ向上に有効です。アプリとポイントを連動させることで習慣化を促し、継続率向上の好循環を生み出すことにつながると考えられます

会費制サービスに導入されているポイントサービスの事例から、ポイント制度はもはや単なる割引施策ではなく、「継続してもらう動機をつくる仕組み」へと確実に進化していることがわかります。ポイントサービスが、「継続してもらう動機」の一つとして多くの人に魅力的なものになっているといえるでしょう。

ただ、せっかくポイントが貯まる仕組みになっていても、貯まるポイントに魅力的な使い道がなければ、「継続してもらう動機」にもなり得ません。そこでおすすめなのが、ジー・プランのポイント交換ソリューションです。ジー・プランが提供する「ポイント・コンセント」は、自社ポイントから大手・共通ポイントへの交換や、大手・共通ポイントの直接発行を可能にするサービスです。約150銘柄と提携しており大手・共通ポイントだけでなく、地域連携ポイントや業界に特化したポイントなど、ターゲットに合わせて自由にカスタマイズできます。この機会にぜひご検討ください。

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中野友希
中野友希
大学院で租税法を専攻し法学修士を取得。税理士補助・社労士補助、衛生管理者などを経て、フリーライターに。ビジネス、ガジェット、ヘルスケア、ペットなどのWEBメディアを中心に『読むサプリ』をモットーに執筆中。

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