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コンビニでぶらさがっているカードは何?仕組みや使い方を解説

コンビニなどの店頭ではたくさんの電子ギフトカードがぶら下がっています。AmazonやNetflix、DMMなど普段利用しているサービスのロゴが描かれているものも目にするでしょう。このようなギフトカードはPOSAカード(ポサカード)といって、使い方次第では消費者にとって非常に便利なものです。本記事ではPOSAカードについて全般的に解説していきます。


この記事のポイント

  • ポイント1 POSAカードにはギフトコードが記載されている  

  • ポイント2 金額は1,000円程度から数万円程度まである
  • ポイント3 自分で使うのはもちろんギフトにもおすすめ


目次[非表示]

  1. 1.POSAカードとは?
  2. 2.POSAカードの買い方
  3. 3.POSAカードの使い方
  4. 4.POSAカードを使うメリット
    1. 4.1.クレジットカード使わずに済む
    2. 4.2.ギフトにも最適
    3. 4.3.キャンペーンなどでお得になることもある
  5. 5.POSAカードを扱う店舗にとってのメリット
  6. 6.POSAカードの発行事業者にとってのメリット
  7. 7.POSAカードには有効期限がある
  8. 8.POSAカードは犯罪に利用されることも
  9. 9.よくある質問
    1. 9.1.POSAカードはクレジットカードで買えないの?
  10. 10.まとめ
  11. 11.おすすめの資料はこちら


POSAカードとは?

POSAカードとは、レジを通した後に有効化される仕組みのプリペイドカードです。
代表的なPOSAカードの種類としては次のようなものが挙げられます。

  • 楽天ギフトカード
  • Amazonギフトカード
  • Google Playギフトカード
  • Appleギフトカード

もともとアメリカでインコムという企業が提供していた商標で、日本にも広まり、現在日本ではインコム・ジャパンが提供しています。2008年に西友でiTuneカードが販売されたのが始まりで、コンビニでは2010年頃から販売が開始されました。POS(店舗のレジ)でActivation(有効化)するため、POSAという呼称が用いられています。
POSAカードはレジを通すことで有効化されるため、カードそのものについては防犯上の危険が小さいことから、コンビニなどの出入口付近に置かれているケースもよく見られます。
コンビニ以外だと、ドラッグストアや家電量販店などでも販売しており、取り扱っているPOSAカードの種類は、店舗によってさまざまです。


POSAカードの買い方

POSAカードは通常の商品を購入するのと同じように、レジに持って行って購入できます。同じポイントや電子マネーのPOSAカードでも、金額の異なる商品があります。例えば、楽天ギフトカードなら3,000円、5,000円、10,000円といった展開になっています。

「1,500円~50,000円」のように記載されているものは「バリアブルカード」と呼ばれます。バリアブルカードはカードに付帯できる金額に幅があるため、レジでスタッフに購入したい金額を伝えることで成立します。記載されている金額の範囲内なら、キリの良い金額だけでなく1円単位で決められます。

POSAカードは金券に類するので、基本的に現金払いのみとなり、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などでの支払いはできません。 ただし、ファミリーマートではファミペイ払いやファミマTカードの利用で購入できるなど、一部コンビニエンスストアでは支払い方法によって現金以外でも購入することができます。


POSAカードの使い方

POSAカードの裏側にフィルムが貼られており、剥がすとギフトコードが出てきます。そのギフトコードを専用のWebページに入力すると、購入した金額分のポイントや電子マネーがアカウントにチャージされる仕組みです。
ギフトコードを入力するページのQRコードやURLはPOSAカードに記載されています。

また、POSAカードの中には、購入金額の範囲内でクレジットカードと同じようにして使えるものもあります。そのようなタイプのPOSAカードの場合には、アカウントへのチャージは必要ありません。
一例が、バニラVISAカードです。バニラVISAカードはクレジットカードと同じようにカード番号が付いていて、ネットショッピングなどでクレジットカードとして登録して使用できる仕組みです。一部の実店舗でも使用できます。


POSAカードを使うメリット

​​​​​​​POSAカードには次のようなメリットがあります。

クレジットカード使わずに済む

ネットサービスを利用する際には、クレジットカードで料金を支払うのが一般的です。
銀行振込やコンビニ払いなど対応していても手数料がかかることがあります。消費者の中にはクレジットカードを持っていない人や使いたくない人も少なくなく、ネットサービスが利用しづらいと感じられることも多いでしょう。
その点、POSAカードはクレジットカードを使用せずネットサービスの料金を支払うことができるシステムで、ネットサービス利用の裾野を広げる存在といえるでしょう。


ギフトにも最適

POSAカードは自分用として便利に使えることはもちろん、ギフトとして人に贈る使い方をしているユーザーもいます。カードの種類にもよりますが、受け取った相手は自分の好きな用途に使用できるので、相手の好みが分からない場合などに便利で、一般的な商品券よりも現在は若者を中心に使いやすい存在といえるでしょう。実物のカードがあるため、ギフトとしての温かみも感じられる点は重宝されています。1,000円程度から数万円程度まであるため、ちょっとしたお礼を贈りたいときから、お祝いなどをするときまで幅広く使われています。


キャンペーンなどでお得になることもある

POSAカードは通常は額面と同じ金額で販売されていますが、キャンペーンなどで利用可能な金額が上乗せされることもあります。店舗によっては、QRコード決済で支払うとポイントが付くところもあり、上手く使えばお得です。
例えば、ファミリーマートでPOSAカードを購入してファミペイで支払いをする場合には、0.5%のポイントが付きます。末尾に1と5と0が付く日だと1.5%上乗せされてさらにお得です。


POSAカードを扱う店舗にとってのメリット

コンビニなどの小売店では、通常の商品に関しては売れ残るリスクを抱えています。しかし、POSAカードに関しては売れ残るリスクがありません
POSAカードは通常の商品とは異なり、店頭にぶら下がっているものは、まだ仕入れをしていない状態です。レジを通って有効化されると同時に仕入れになります。つまり、売上が立つと同時に仕入れる仕組みです。
店舗にぶら下がっているPOSAカードは、ずっと売れ残ってしまったとしても、店舗にとっては(スペースを取るということ以外は)不利益になりません。棚卸しの際にもないものとして扱えます。


POSAカードの発行事業者にとってのメリット

POSAカードを発行している事業者の中には、知名度があまり高くない事業者もあります。そのようなPOSAカード発行事業者にとっては、店舗に陳列されることで、PRになるのがメリットです。
コンビニの店頭に陳列されることで自然と人目につきます。どんなサービスなのかと興味を持ってくれる人も出てくるかもしれません。広告を出稿して自社のサービスを宣伝するよりも低コストで知名度を向上できます


POSAカードには有効期限がある

POSAカードによっては有効期限が設定されていることがあり、例えば、楽天ギフトカードなら購入後6ヶ月間です。
また、POSAカードの有効期限とは別にチャージ後の有効期限というのもあります。こちらは比較的期限が長いので、ユーザーが留意する必要はあまりないことではありますが、楽天ギフトカードの場合にはチャージ後10年間です。
POSAカードの種類によっては、有効期限がもっと短い場合もあり、利用時には注意する必要があります。


POSAカードは犯罪に利用されることも

POSAカードは、さまざまなメリットがある反面、特殊詐欺などの犯罪に利用されることが多いのも実情です。有料コンテンツの未払いなどを口実にPOSAカードを購入させてギフトコードを送らせるという手口がよく見られます。被害者の大半は高齢者です。
被害の未然防止のためコンビニの側でも不審に思った場合には確認を求めることがあります。


よくある質問

ここでは、POSAカードに関するよくある質問をご紹介します。

POSAカードはクレジットカードで買えないの?

POSAカードは金券類にあたるので、基本的には現金のみでしか購入することができません。ただし、以下の組み合わせであればクレジットカードでの購入が可能です。

①ファミリーマートで、ファミマTカードを使用してPOSAカードを購入
②セブンイレブンで、nanacoにクレジットカードからチャージし、POSAカードを購入(ポイントは付与されません)

ただし、コンビニエンスストアの店員さんによっては「クレジットカードでPOSAカードは買えません」と言われてしまうこともあるかもしれません。その場合、「このカードであれば問題ないはずです」と伝えてみるとよいでしょう。


まとめ

コンビニなどでぶら下がっているカードは、POSAカードというプリペイドカードです。レジを通すと有効化されて、購入後に自分のアカウントにギフトコードを入力して使用します。
基本的に電子ギフトに近いスタイルで使われています。電子ギフトの場合には実物のカードはありませんが、メールやSNSなどで送信して受け取れます。
ジー・プランのマルチバリューコードも電子ギフトの一種ですが、初期費用・発行手数料0円からと低コストで導入でき、受け取った側が自分の好きなポイント銘柄を取得できるのが特徴です。楽天ポイントやAmazonギフトカードなどをはじめとして、大手・共通ポイントに直接交換できる電子ギフトで、幅広いユーザー層にアプローチできます。楽天ポイントやAmazonギフトカードならPOSAカードの利用ユーザーからの需要も見込めます。キャンペーンなどで自社サービスの活性化を図りたい事業者の方は、ぜひジー・プランのマルチバリューコードの導入を検討してみてください。



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T.A
T.A
2015年頃からWebライターとして活動中。オールジャンルで記事を執筆しており、中でもスマホやネットサービスなどの記事が得意です。 お得なサービスや便利なサービスには常にアンテナを張っており、2010年頃からポイントサイトを利用。ポイントの二重取り・三重取りなども普段から実践。 普段のポイ活で得た知識や経験を活かして、情報発信していきます。

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