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お金の流れで見る共通ポイント制度とは?ECモールを例に詳しく解説!

共通ポイント制度の導入を検討している企業担当者の中には、「実際の運用方法や費用についての情報がない」「お金の流れがわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで、本記事ではポイント還元の仕組みや初期費用、運営にかかるランニングコストなど、ECモールを例に解説します。ぜひ参考にしてみてください。


この記事のポイント

  • ポイント1 ECモールのポイント還元、加盟店の原資負担率は一般的に約1%

  • ポイント2 ECモールの初期費用はプランによって様々

  • ポイント3 ECモールのランニングコストは主に従量制


目次[非表示]

  1. 1.ポイント還元の仕組みとは?
    1. 1.1.ポイント原資は加盟店で負担するのが一般的
    2. 1.2.大手ECモールでは1%程度の負担となる
  2. 2.共通ポイント制度のあるECモールへの出店にあたってかかる費用
  3. 3.共通ポイント制度のあるECモール運営にかかるランニングコスト
  4. 4.まとめ


ポイント還元の仕組みとは?

ポイントサービスは「独自ポイント」と「共通ポイント」の2つに大別されます。独自ポイントとは、特定のお店のみで貯めることができるタイプのポイントです。ポイント付与率などを自由に設定できること、自由度が高いことがメリットです。

一方、共通ポイントは提携先でも使うことができるので、消費者の利便性のよさが大きなメリットです。加盟店全体では顧客の囲い込みが可能です。ここからはまず、ポイント還元の仕組みと原資負担について解説します。


ポイント原資は加盟店で負担するのが一般的

共通ポイント制度におけるポイント還元の仕組みには「消費者」「加盟店」「ポイント事業者」の3者が関係しています。それぞれの役割やポイントの流れは次のとおりです。


消費者
ポイントを消費
顧客情報を提供・リピーター
加盟店
ポイントの原資負担
顧客情報の蓄積・経済圏構築
ポイント事業者
ポイントサービスを提供
相互送客・経済圏の中で取引


基本的には、加盟店がポイントの原資を負担します。しかし、ポイントサービスの加盟店を増やすためにポイント事業者が原資負担しているケースもあります。主に大手小売を加盟店にすることなどが目的です


大手ECモールでは1%程度の負担となる

加盟店の原資負担率についてですが、大手ECモールでは、1%程度の負担が加盟店に求められるのが一般的です。

Yahoo!ショッピングでは、初期費用やロイヤリティなどの負担はありません。しかし「ストアポイント原資負担」については加盟店が支払います。また、楽天市場ではポイント原資を「システムサービス料」として徴収する形態を取っています。


共通ポイント制度のあるECモールへの出店にあたってかかる費用

共通ポイント制度のあるECモール等への出店にかかる費用について、ここからは楽天市場のサービスや料金詳細を例に紹介します。

楽天市場における出店プランは3つに分かれており、それぞれに費用が異なります。プランごとの内容は次のとおりです。


いずれのプランの場合でも、初期登録費用として60,000円がかかります。

また、月額出店料は、一括払いまたは年2回払いとなっており、スタート時にまとめて支払う必要があります。そのため、例えば「スタンダードプラン」の場合、初期登録費60,000円に、月額出店料50,000円×6か月分=300,000円を加えて、初回の支払い合計額は360,000円となります。

2年後以降も、月のランニングコストの他に、年間600,000円の月額出店料がかかります。


画像引用:出店プランと費用|ネットショップ開業なら楽天市場


共通ポイント制度のあるECモール運営にかかるランニングコスト

ここでは、楽天の出店プランを参考にECモール運営にかかるランニングコストについて解説します。月額課金システムの全体像は次の通りです。

  • システム利用料
  • システムサービス利用料
  • R-Messe利用料
  • 楽天ペイ(楽天市場決済)利用料
  • オプションサービス利用料

この中の、システムサービス利用料の一部が楽天ポイントの原資となっています。出店側が負担する料率は売上の1%です。

ただし、それ以外の利用料も従量制で細かく設定されているため、月額のランニングコストを見越しての運営が重要となります。

楽天市場ではサイト上で月額費用のシミュレーションができるようになっていますので、そちらを参考にするとよいでしょう。

楽天市場出店 サービス・料金詳細


例えば、「スタンダードプラン」

1.目標月商300万円
2.予想客単価3,000円
3.商品ジャンルファッション

とした場合の月額ランニングコストは、300,300円になります。
・システム利用料 パソコン 46,000円
・システム利用料 モバイル 73,000円
・システムサービス利用料金 楽天ポイント原資 28,500円
・システムサービス利用料金 安全性・利便性向上のシステム利用料 3,000円
・システムサービス利用料金 アフィリエイト利用料 46,800円
・楽天ペイ(楽天市場決済)利用料 103,000円


楽天ポイントはいずれ売上として回収できる見込みとなりますが、それ以外に、売上の約1割程度が月額出店料以外のランニングコストとしてかかることがわかります。

画像引用:楽天市場出店 サービス・料金詳細



画像引用:楽天市場出店 サービス・料金詳細


まとめ

本記事ではポイント還元の仕組みや初期費用、運営にかかるランニングコストなど、ECモールを例に解説しました。共通ポイント制度を導入することで、顧客の囲い込みや経済圏に加入できる一方、加盟店は原資負担などのランニングコストが必要になってくることを理解しておく必要があります。

なお、ユーザーにとって魅力的なポイント制度を選びたいとお考えの場合、「Gポイント」のように、共通ポイントはもちろん、約120種もの各種ポイント・主要電子マネー等と提携したポイント交換サービスもあります。このサービスを利用すれば、ユーザーは貯めたポイントを自由に他のポイントに変換することが可能ですので、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。



光田直史
光田直史
ITベンチャーで事業部長と内部監査室長も兼任。その経験を活かし、2020年よりライターとして活動開始。 ビジネスや金融、IT、マーケティング、不動産、農業、製造などの複数ジャンルで記事執筆を手がける。

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